ここは東京都内にある、とあるWINS近くのビルの一室。『令和サイン馬券研究会』の面々(といっても、所長と研究員の2人だ…

 ここは東京都内にある、とあるWINS近くのビルの一室。『令和サイン馬券研究会』の面々(といっても、所長と研究員の2人だけ)は、今週も当たり馬券のヒント探しに没頭していた......。

研究員「所長! オークスでの"逃げ恥"サイン馬券は完璧でしたね!!」

所長「ユーバーレーベンか? まあな、あんなものは序の口よ」

研究員「でも、他はサッパリでしたけどね」

所長「うるさいわい! ガッキー好きがちょっとだけ度をすぎただけじゃ」

研究員「ちょっとだけですかぁ~? まあ、いいでしょう。とにかく、安田記念もバッチリ当てていきましょう!」

所長「今回はあんまり自信がないんだけどなぁ......。かといって、おまえに任せたところで、どうにもならんしなぁ......。仕方がない、ひとつだけヒントを授けよう。

 レース名の由来となった安田伊左衛門氏は、『日本ダービーの生みの親』とも言われておる。実は、安田記念は日本ダービーに出走経験のある馬の好走例が多いんじゃ」

研究員「確かに、スマイルジャックやジャスタウェイ、クラレントに、ロゴタイプ、スワーヴリチャードなど、過去10年の結果を見ても、ダービー出走馬が馬券圏内(3着以内)に結構入っていますね」

所長「じゃがのう、今年はサリオス、ダイワキャグニー、ダノンプレミアム、カデナ、ダノンキングリーと、5頭もおる。サインとしては弱かろう......」

研究員「では、今年の安田記念のポスターではどうでしょう? キャッチコピーは『われが、マイル王ぞ。』。つまり、勝つのは"王"であって、女王=牝馬ではない、ということでは?」

所長「おお~、それは一理あるな。ベタじゃが、ダノン"キング"リーは馬名からして当てはまるし、ポスターのモデルを務める柳楽優弥が王冠をかぶっておって、ダノンキングリーは毎日"王冠"を勝っておるからな」

研究員「毎日王冠はサリオスも勝っています。どちらもダービー2着と奮闘していますし、この2頭で決まり! じゃないですか」

所長「いや、もう少し"王"について踏み込んでみたい。血統を見てみると、ダイワキャグニーが"キング"カメハメハ産駒で、シュネルマイスターが"キング"マン産駒。さらに、トーラスジェミニも"キング"ベスト産駒で、ケイデンスコールが"ロード(君主、支配者の意)"カナロア産駒じゃ。どれも激走の匂いがプンプンするわい」

研究員「なるほど。さすがは所長! 奥が深いですね!!」

所長「おだてても何も出んぞ(にんまり)。ともあれ、4頭の中では、トーラスジェミニが面白そうじゃ。"キング"の中でも"ベスト"じゃからな。

 しかも、馬名は『おうし座とふたご座』。ふたご座は、まさにこの時期がぴったり、ということじゃ。実際、昨年のGIIIエプソムC(2020年6月14日/東京・芝1800m)では、18番人気で3着に突っ込んできて大波乱を演出しておる」



安田記念での大駆けが見込まれるトーラスジェミニ

研究員「日本ダービーには出走していませんが、GIIIダービー卿チャレンジトロフィー(中山・芝1600m)には2回も出走していますしね!」

所長「同じ"ダービー"でもエラい違いがあるがの」

研究員「そんな細かいことはどうでもいいじゃないですか。もし来たら、すごいことですよ。3連単で勝負したら、相手次第では車が買えるかもしれませんよ!」

所長「そうじゃな。いすゞの『ジェミニ』なんか、いいんじゃないか?」

研究員「は? なんですか、それ?」

所長「えっ、知らんのか!? あの名車を......(トホホ)」