陸上・布施スプリント 陸上の布施スプリントは6日、鳥取・ヤマタスポーツパーク陸上競技場で行われる。東京五輪が迫る中、5日は男子100メートルに出場する桐生祥秀(日本生命)が会見。最大3枠の五輪切符を争う24日開幕の日本選手権(大阪)を見据え…
陸上・布施スプリント
陸上の布施スプリントは6日、鳥取・ヤマタスポーツパーク陸上競技場で行われる。東京五輪が迫る中、5日は男子100メートルに出場する桐生祥秀(日本生命)が会見。最大3枠の五輪切符を争う24日開幕の日本選手権(大阪)を見据えた大会で力走を誓った。
桐生は冷静な心境を明かした。「ここの競技場ではボチボチのタイムを出している。良い調子だと思います」とコメント。日本歴代2位の自己ベスト9秒98の更新へ、こう続けた。
「もちろん、いつも日本記録を更新してやろうと思っている。僕は自己ベストなら日本記録なので狙っていきたい」
今季は3月の日本室内選手権60メートルに出場したが、左膝裏の違和感で決勝を棄権。4月11日の出雲陸上は大事をとって欠場した。同29日の織田記念国際は10秒30(追い風0.1メートル)で3位。5月9日の五輪テスト大会は、予選でまさかのフライングによる失格となっていた。
「0秒01更新しようと思ってフライングをした。反省というよりそれを冷静に考えてプラスにしようとしている。それで気持ちが落ちるということはないです。体が硬くなることもプラス。普段の生活でそれを味わうこともないし、それを感じられることがいいこと。いつも通り自分の調整に合わせてやってきた。今季はちゃんと走れたのは1試合。明日の大会が凄く楽しみです」
9秒97の日本記録保持者サニブラウン・ハキームは不在だが、小池祐貴(住友電工)、山縣亮太(セイコー)、ケンブリッジ飛鳥(ナイキ)、多田修平(住友電工)、飯塚翔太(ミズノ)と豪華メンバーが集結。サニブラウン、桐生、小池だけが東京五輪の参加標準記録10秒05を突破している。
五輪切符争いのクライマックスとなるのが日本選手権。「今回が終わったら日本選手権。その前哨戦なのでいい緊張感を持ってスタートに立てると思う。これだけのメンバーが揃っているので、油断なくスタートラインに立てると思う。自分にとってもプラスになる」と歓迎した。(THE ANSWER編集部)