3日、急きょ日本代表との試合を行うこととなったU-24日本代表。予定にない試合のため、選手のコンディション調整もままなら…

3日、急きょ日本代表との試合を行うこととなったU-24日本代表。予定にない試合のため、選手のコンディション調整もままならず、突然の移動からの試合ということもあり、イレギュラーな対応となった。

しかし、結果は3-0でスコアだけを見れば惨敗。しかし、本気で勝利を目指す姿勢を示したことはプラスと言えるだろう。和やかな雰囲気は試合前後こそあったものの、ピッチ上での90分間は真剣そのものだった。

◆不測の事態はさらに続く

チームとしての調整を続けるはずが試合となったというイレギュラーな事態に見舞われたが、その後も不測の事態は続く。北海道、東北地方を襲った暴風雨の影響をモロに受け、4日の午前中に福岡に移動するはずが飛行機が飛ばない事態に。

DF吉田麻也(サンプドリア)によれば、急きょ空港ロビーでミーティングを行い、A代表との試合を分析。さらに、札幌ドームに戻ってトレーニングを行う予定が、ピッチは野球仕様に変更されていたために使えず、ウォーミングアップ場でのトレーニングに。そして夜に福岡へと到着した。

公式練習もスタジアムではできなかったU-24日本代表だが「こういう状況を楽しんでいるぐらい」と横内昭展監督はコメント。MF久保建英(ヘタフェ)も「こういう状況に本番じゃなく、本番前に想定できることは自分たちにはポジティブに働く」と語り、東京五輪本番の前に起こったことをポジティブに捉えたようだ。

◆仮装は初戦の南アフリカ

そんな中で、U-24ガーナ代表と対戦するU-24日本代表。オーバーエイジの吉田、DF酒井宏樹(マルセイユ)、MF遠藤航(シュツットガルト)が活動に参加。遠藤はA代表戦の終盤に出場したが、この試合では五輪を想定したメンバーを試したいところだろう。

吉田は「1試合見ることができて、ピッチの中での選手の特徴を把握することもそうですけど、試合前から試合へのアプローチ、試合への入り方、試合の中でのドレッシングルームでの雰囲気なんかを掴むことができた」とA代表との試合を見ていて、色々と感じられるものがあったとコメントしている。

U-24日本代表世代も海外組が増えているとはいえ、経験値ではオーバーエイジの3人が遥かに上だ。この3人に加え、この3人と3年間A代表でプレーしてきたDF冨安健洋(ボローニャ)が揃えば、全くもって違うチームに変貌するだろう。その点を試し、課題を見つけることや、連係を高めるような試合を見せてもらいたい。

また、前線の選手は全員が国内組。A代表との試合では無得点に終わったこともあり、攻撃陣は不確定要素が多い。選考を含めてアピール合戦になることも考えられるが、やはりOAも組み込んだ中で、誰が存在感を見せられるのか。そして、結果として得点を奪えるのかが重要となる。

A代表戦では開始2分で失点したことで、試合運びがかなり難しいものとなった。その中では、立ち上がりの改善、セットプレー時のマークの付き方などは修正したいところ。OAの3名が入ることで、そこがどこまで変化するのかも注目ポイントと言えるだろう。

◆アフリカ4位の実力

対するU-24ガーナ代表は、東京オリンピックの出場を逃したチーム。しかし、その予選では3位決定戦まで行き、日本と初戦で対戦する南アフリカに、PK戦の末に敗れ、4位となった。

オリンピックを逃したものの、開催国である日本へやってきて、さらに日本とも勝負ができることに、「ガーナの存在感を示したいという気持ちで来た」と、チームを率いるサミュエル・クワシ・ファビン監督は語った。

未知数な部分はあるが意欲を持って来日しており、「コンディション面問題ない」と語るほど、しっかりと調整もできていると窺える。

ファビン監督は「とにかく強いチームを作りたい。アフリカのチームすべてに勝利したいし、アフリカ以外のチームにも勝ちたい」と語っているが、勝利を当然目指してくるはず。南アフリカ戦をシミュレーションするには格好の相手と言って良いだろう。

★予想スタメン[4-2-3-1]

GK:大迫敬介

DF:酒井宏樹、冨安健洋、吉田麻也、中山雄太

MF:遠藤航、田中碧

MF:堂安律、久保建英、三笘薫

FW:上田綺世

監督:横内昭展

東京オリンピックの初戦を想定した戦いになると想定すれば、初戦で起用されるであろうメンバーを並べると予想する。

GKはこの世代で長く正守護神を務めてきている大迫敬介(サンフレッチェ広島)と予想。A代表との試合では2失点を喫したが、この試合ではしっかりとゼロに抑えたいはずだ。

最終ラインにはオーバーエイジの2人、酒井宏樹(マルセイユ)と吉田麻也(サンプドリア)に加え、冨安健洋(ボローニャ)とA代表の3人が並ぶと予想。さらに左サイドバックには、A代表戦ではボランチで出場していたMF中山雄太(ズヴォレ)を起用すると見る。連係面には問題ないだろうが、どんな安定感をもたらせるかに期待した。

ボランチには、こちらもOAのMF遠藤航(シュツットガルト)とMF田中碧(川崎フロンターレ)を起用すると予想する。この2人はA代表戦の終盤にコンビでプレーしたが、チームは活性化。田中の持ち味も出せており、スタートから起用してコンビネーションを見たいところだ。

そして2列目も、右からMF堂安律(アルミニア・ビーレフェルト)、MF久保建英(ヘタフェ)、MF三笘薫(川崎フロンターレ)が起用されると予想。A代表戦では気を吐いた久保だが、遠藤が入った中でどんなプレーを見せるかに注目だ。

そして1トップはFW上田綺世(鹿島アントラーズ)が入ると予想する。A代表戦には起用されなかった上田。体の強さに加え、ポジショニングの良さ、裏への抜け出しなd、アフリカ勢に力を発揮してもらいたい。

U-24日本代表vsU-24ガーナ代表の一戦は、5日の19時25分よりベスト電器スタジアムで行われる。