昨年秋に開催された「全仏オープン」で八百長の疑惑が持ち上がり、フランスの検察が捜査を開始していたことは当サイトでも以前お…
昨年秋に開催された「全仏オープン」で八百長の疑惑が持ち上がり、フランスの検察が捜査を開始していたことは当サイトでも以前お伝えした通り。その件に進展があったようで、この八百長に関わったと見られていた選手が逮捕されたと、米スポーツメディア ESPNなどが報じている。【関連記事】全仏OPで八百長か?大きくネットにかけた疑惑のダブルフォルト【関連記事】年間いくらかかる?プロテニス選手の「経費」
疑惑の試合は、2020年9月末に行われた「全仏オープン」女子ダブルス1回戦のアンドレア・ミトゥ(ルーマニア)/パトリシア マリア・ティーグ(ルーマニア)ペア対マディソン・ブレングル(アメリカ)/ヤナ・シジコバ(ロシア)。そこで八百長に関わったと疑われていたシジコバが、今大会が開催中の今月3日の夜、パリで逮捕された。
シジコバは、前回大会で故意にダブルフォルトを犯したという疑いをかけられていた。その1回戦の第2セット、2-2で迎えた第5ゲームでサーブを担当していた彼女は、まず最初にダブルフォルト。サーブは2本とも大きくネットにかかっていた。続くポイントではプレー中につまづいたことで次の球への反応が遅れ、最後は0-40の場面で再び際どいダブルフォルトをし、1ポイントも奪えないままブレークを許していた。
その試合でブレングル/シジコバ組は6-7(8)、4-6で敗戦。シジコバは当時25歳、ダブルスで世界ランキング89位だった。
今回の逮捕について最初に報じたのはフランスのル・パリジャン紙。また同紙は、この特定のゲームをルーマニアペアが取ることに対して、複数の国々から様々なオペレーターを通して合計数万ユーロが賭けられていたとも伝えている。
シジコバは現在開催中の「全仏オープン」にもエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)と組んで出場したが、ストーム・サンダース(オーストラリア)/アイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)ペアとの1回戦に1-6、1-6で敗れていた。その後に逮捕され、彼女が滞在していたホテルの部屋が捜索されたという。シジコバは逮捕後、72時間拘留される可能性がある。なお、問題の試合で彼女とペアを組んでいたブレングルは疑いをかけられておらず、逮捕もされていない。
(テニスデイリー編集部)
※写真は2019年「全豪オープン」でのシルエット
(Photo by Andy Cheung/Getty Images)