19日、日産/ニスモは横浜の日産グローバル本社ギャラリーにて今季のモータースポーツ活動計画発表会を実施。集まった多くのファンの前でSUPER GT/GT500クラスにおける王座奪還を誓った。日産の今季各カテゴリーにおける体制は17日に発表済…

19日、日産/ニスモは横浜の日産グローバル本社ギャラリーにて今季のモータースポーツ活動計画発表会を実施。集まった多くのファンの前でSUPER GT/GT500クラスにおける王座奪還を誓った。

日産の今季各カテゴリーにおける体制は17日に発表済み(既報)。多岐にわたる活動のなかでも中軸的存在がSUPER GT/GT500クラスということになるが、その今季体制は以下の通り。

■2017年GT500クラス参戦の日産GT-R勢
#12 安田裕信&J.マーデンボロー(インパル/BS)
#23 松田次生&R.クインタレッリ(ニスモ/MI)
#24 佐々木大樹&J-P.デ.オリベイラ(KONDO/YH)
#46 本山哲&千代勝正(モーラ/MI)
※カッコ内はチーム/装着タイヤの略称。BS=ブリヂストン、MI=ミシュラン、YH=ヨコハマ。

上記4チーム4台が、2017年版の技術規定に合わせて開発された『Nissan GT-R NISMO GT500』でシーズンに臨む。

2014~15年とニスモの松田&クインタレッリが連覇を成し、昨季16年も日産勢としては開幕4連勝を含む8戦5勝という数字を残した。しかし、王座は3年ぶりにレクサスにもっていかれてしまった。今季は“奪冠”が日産勢のキーワードになる。

恒例ともいえる、日産本社でのファンイベントを兼ねた体制発表会。ドライバー陣を代表し、総大将としてマイクを握った#23 松田次生は次のようにコメント、奪冠を誓った。

「今日はたくさんのファンのみなさんに来ていただき、本当にありがとうございます。今年はレギュレーションが変わってニューマシンになる年ですから、各メーカーが(より一層)力を入れてくると思います。それだけに、チャンピオンを獲るためにはそのプロセスが大事になります。ここにいる日産のドライバーたちが力を合わせて、チャンピオンを奪還できるよう頑張っていきます。最終戦まで応援よろしくお願いします」

もちろん日産勢同士もライバルであり、4陣営とも目指すは王座だが、まずは日産としての王座奪還が大枠としての全チーム共通目標となる。

2017年のSUPER GTは4月8~9日に岡山国際サーキットで開幕。3月には岡山(18~19日)と富士スピードウェイ(25~26日)で公式合同テストが予定されており、今はまだ(比較的)密やかに行なわれている日産、レクサス、ホンダによるGT500の頂点をかけた戦いが、いよいよ本格的なバトルステージへと進んでいくことになる。

日産/ニスモ勢が、日産グローバル本社ギャラリーで今季出陣式を敢行。《撮影 遠藤俊幸》

日産/ニスモ勢が、日産グローバル本社ギャラリーで今季出陣式を敢行。《撮影 遠藤俊幸》

今季型の『Nissan GT-R NISMO GT500』(#23 ニスモ)。《撮影 遠藤俊幸》

今季型の『Nissan GT-R NISMO GT500』(#23 ニスモ)。《撮影 遠藤俊幸》

今季型の『Nissan GT-R NISMO GT500』(#23 ニスモ)。《撮影 遠藤俊幸》

今季型の『Nissan GT-R NISMO GT500』(#23 ニスモ)。《撮影 遠藤俊幸》

今季型の『Nissan GT-R NISMO GT500』(#23 ニスモ)。《撮影 遠藤俊幸》

今季型の『Nissan GT-R NISMO GT500』(#23 ニスモ)。《撮影 遠藤俊幸》

GT500王座奪還が今季の日産の使命となる(後列左端が松田次生)。《撮影 遠藤俊幸》

GT500王座奪還が今季の日産の使命となる(後列左端が松田次生)。《撮影 遠藤俊幸》

GT500ドライバーを代表してマイクを握った松田次生。《撮影 遠藤俊幸》

GT500ドライバーを代表してマイクを握った松田次生。《撮影 遠藤俊幸》

手前はGT300クラスに参戦するGT3仕様GT-R(#3)。《撮影 遠藤俊幸》

手前はGT300クラスに参戦するGT3仕様GT-R(#3)。《撮影 遠藤俊幸》