オランダ・ロッテルダムで開催されている「ABN AMROワールド・テニス」(ATP500/2月13日~19日/賞金総額172万4930ユーロ/室内ハードコート)のシングルス準決勝で、第6シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)…

 オランダ・ロッテルダムで開催されている「ABN AMROワールド・テニス」(ATP500/2月13日~19日/賞金総額172万4930ユーロ/室内ハードコート)のシングルス準決勝で、第6シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)が第4シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)を6-3 6-4で破って決勝に進出した。この勝利はツォンガにとってキャリア400勝目だった。  ツォンガは10本のサービスエースを決め、ファーストサービスからのポイントの88%を獲得、サービスゲームでベルディヒを圧倒した。ハードヒッターのベルディヒに対してツォンガは一度もブレークポイントを与えなかった。

 各セットで一度ずつベルディヒのサービスをブレークしたツォンガが、ストレートで勝利を収めた。この顔合わせでのツォンガの勝利は、この日の試合を含めた12対戦のうち4度だけだった。  「いい試合だった。自分のサービスのときにかなり堅固なプレーができていたと思う。これは僕のテニスにとってよいことだ。こんなふうにサービスが打てているときは、リターンでもよりクリエイティブに、より攻撃的にプレーすることができる」とツォンガは言った。「決勝に進むことができて、ただただすごくうれしいよ。今、最後の一歩だけが残っている。簡単な一歩ではないから、僕はすでに次の試合に気持ちを集中させている」。  ツォンガは決勝で第3シードのダビド・ゴファン(ベルギー)と対戦する。  世界ランク11位のゴファンは、ダブルス・スペシャリストだがシングルスでは109位で、今回は予選を勝ち上がって準決勝まで進んだピエール ユーグ・エルベール(フランス)を6-1 6-3で退けた。  14位のツォンガは、ツアーで過去に12度優勝しているが、6年前のここロッテルダムでは決勝で敗れている。

 ゴファンに対して過去の対戦成績で3勝2敗とかろうじてリードしているツォンガだが、ここ2年の間の対戦はない。  ゴファンはここまでのキャリアでつかんだ2つのタイトルの双方を2014年に獲得している。(C)AP