スポルティーバ厳選! Jリーグ月間ベストイレブンJ1の5月のベストイレブンを、独自に選定し発表する。今回はライターの原山…

スポルティーバ厳選! Jリーグ月間ベストイレブン

J1の5月のベストイレブンを、独自に選定し発表する。今回はライターの原山裕平氏が選考。現在活躍している旬の11人は誰か。



5月は負けなしだった鳥栖。攻撃を司る仙頭啓矢の活躍が光った

 守備陣で印象的な活躍を見せたのは、鹿島の町田浩樹。5月の7試合すべてにフル出場し、4つのクリーンシートに貢献。2試合連続ゴールと、攻撃面でも重要な役割を担った。身長190cmの23歳のレフティセンターバック(CB)は、相馬直樹新監督の下でいよいよ本格化の時を迎えている。

 サプライズを提供しているアビスパ福岡から1人選ぶとすれば、ドウグラス・グローリになるか。高さと強さを備えた無骨なCBは、警告の多さが玉に瑕だが、そのパワフルな対応で多くのピンチを防いだ。湘南戦では決勝ゴールを叩き込み、勝点3をもたらした活躍も評価に値する。大分トリニータ戦で8試合ぶりに喫した敗戦は、この男がベンチに座っていたことと無関係ではないだろう。

 攻撃陣に目を奪われがちだが、川崎が負けない要因は最終ラインの安定感があるからにほかならない。その守備陣を支える谷口彰悟を5月のベストイレブンに加えたい。

 涼しい顔で力強くボールを奪い取り、的確な位置取りで敵の進入を防ぐ。正確なビルドアップもお手のもので、キャプテンとしてチームをまとめ上げる統率力も備わる。その隙のないパフォーマンスなくして、川崎の無敗記録はなしえなかっただろう。3年半ぶりの代表復帰がその証左だ。

 最後にGKは、浦和で衝撃のデビューを果たした鈴木彩艶のインパクトにも惹かれたが、サンフレッチェ広島戦でミスから失点したことをマイナス評価に。安定感という点ではまだまだ物足りず、これから試合を重ねていくなかで、備わっていくものだろう。今後の成長を期待しつつ、今回は選外とした。

 GKを評価するうえでいちばん手っ取り早いのは失点数。したがって6試合でわずか3失点と最も少なかった鳥栖の朴一圭を選出した。

 セービング能力の高さだけでなく、ラインの背後を広範囲に埋める走力が鳥栖のコンパクトな戦いを可能とし、フィールドプレーヤー顔負けの足技もビルドアップを重視するスタイルに不可欠。逆に言えば、この守護神がいるからこそ成り立つサッカーでもあるだろう。仙頭と共に鳥栖の躍進の原動力となっていることは間違いない。