オランダ・ロッテルダムで開催されている「ABN AMRO ワールド・テニス」(ATP500/2月13~19日/賞金総額172万4930ユーロ/室内ハードコート)は1回戦の残り試合と2回戦が行われ、1回戦では第2シードのドミニク・ティーム…

 オランダ・ロッテルダムで開催されている「ABN AMRO ワールド・テニス」(ATP500/2月13~19日/賞金総額172万4930ユーロ/室内ハードコート)は1回戦の残り試合と2回戦が行われ、1回戦では第2シードのドミニク・ティーム(オーストリア)、第3シードのダビド・ゴファン(ベルギー)、第5シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)らが勝ち上がった。  中でも注目を集めたのが、23歳のティームと19歳のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)の若手対決。この試合は3-6 6-3 6-4のフルセットの末に、ティームに軍配が上がった。

 またこの日はアレクサンダーの兄ミーシャ・ズベレフ(ドイツ)も、ディミトロフに7-6(4) 2-6 4-6で惜敗している。全豪オープンでアンディ・マレー(イギリス)を倒す殊勲をやってのけたミーシャは第1セットの第6ゲームで3つのブレークポイントをしのいでセットを奪ったが、第2セットからはディミトロフが試合の手綱を取り戻した。

 ディミトロフは次のラウンドで、全豪オープンでノバク・ジョコビッチ(セルビア)を倒したデニス・イストミン(ウズベキスタン)と対戦する。

 リシャール・ガスケ(フランス)とビクトル・トロイツキ(セルビア)の1回戦は、6-4 6-2でガスケが勝利した。ガスケは2回戦で第4シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)と対戦する。  一方、ピエール ユーグ・エルベール(フランス)がエフゲニー・ドンスコイ(ロシア)を6-2 7-6(4)で破り、準々決勝に一番乗りした。前年度覇者のマルティン・クリーザン(スロバキア)はフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)を6-7(5) 6-4 6-1で下して準々決勝に進出している。

 第6シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)はジル・ミュラー(ルクセンブルグ)を6-4 6-2で退けた。ツォンガの準々決勝の相手は、第1シードのマリン・チリッチ(クロアチア)とボルナ・チョリッチ(クロアチア)の同胞対決の勝者となる。(C)AP