アルゼンチン・ブエノスアイレスで開催されている「アルゼンチン・オープン」(ATP250/2月13~19日/賞金総額54万6680ドル/クレーコート)のシングルス2回戦で、第1シードの錦織圭(日清食品)が地元選手のディエゴ・シュワルツマン…
アルゼンチン・ブエノスアイレスで開催されている「アルゼンチン・オープン」(ATP250/2月13~19日/賞金総額54万6680ドル/クレーコート)のシングルス2回戦で、第1シードの錦織圭(日清食品)が地元選手のディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)のチャレンジに苦労しながらも退けて、初戦勝利を決めた。錦織は第1セットを落としたが挽回し、5-7 6-2 6-2で勝利をつかんで準々決勝に駒を進めた。
過去4年「メンフィス・オープン」(ATP250/アメリカ・テネシー州)で優勝を遂げてきた錦織は、2017年はスケジュールを変えて南米でプレーする道を選んだ。トップシードとしてブエノスアイレスのクレーコートで初優勝を目指している錦織は、この日は世界50位のシュワルツマンに第1セットを奪われるスタートとなった。そのときの錦織は深刻なプレッシャー下に置かれていた。
だが第2セットの出だしで1-2とリードされたあとは、錦織はギアを上げることに成功した。そこからの14ゲームのうち11ゲームを取り、試合をひっくり返した。
錦織は準々決勝で第6シードのジョアン・ソウザ(ポルトガル)と対戦する。ソウザはもうひとりの地元選手、フェデリコ・デルボニス(アルゼンチン)を7-5 6-3で倒して勝ち上がった。
第4シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)と第5シードのアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)もそれぞれ2回戦に勝って、スペイン人同士の準々決勝のお膳立てをした。
カレーニョ ブスタはツアーレベルで初対戦となった予選勝者のアレッサンドロ・ジャンネッシ(イタリア)を6-1 4-6 6-4で抑えた。チャレンジャーや予選レベルでの対戦は4度あったそうで、いずれもカレーニョ ブスタが勝っていた。
ラモス ビノラスは対戦相手のレオナルド・メイヤー(アルゼンチン)が6-7(4) 7-6(3) 1-0のときに、右脚の故障により棄権したため勝ち上がった。(テニスマガジン)協力◎ATP TOUR