カタール・ドーハで開催されている「カタール・トータル・オープン」(WTAプレミア/2月13~18日/賞金総額77万6000ドル/ハードコート)は準々決勝の残り試合が行われ、リオ五輪金メダリストのモニカ・プイグ(プエルトリコ)、元ナンバー…

 カタール・ドーハで開催されている「カタール・トータル・オープン」(WTAプレミア/2月13~18日/賞金総額77万6000ドル/ハードコート)は準々決勝の残り試合が行われ、リオ五輪金メダリストのモニカ・プイグ(プエルトリコ)、元ナンバーワンのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)、そして第2シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)が前日に勝ち上がりを決めていたドミニカ・チブルコバ(スロバキア)に合流した。

 プイグはダリア・カサキナ(ロシア)を4-6 7-5 6-4で下し、ウォズニアッキはローレン・デービス(アメリカ)に7-5 6-1で勝った。一方、プリスコバはジャン・シューアイ(中国)を6-2 6-0で片づけた。プリスコバは準々決勝後、「昨晩からこの試合を待っていたから勝つことができてうれしいわ」と話した。

 しかし、これで終わりではなかった。雨のせいでスケジュールが遅れていたため、この日はチブルコバ以外の選手たちがダブルヘッダーを強いられ、休息をとったあとに準決勝もプレー。準決勝ではまずプリスコバがチブルコバを6-4 4-6 6-3で下し、それからウォズニアッキがプイグを6-1 6-2で退けて、土曜日の決勝に駒を進めた。

 これまで一度もチブルコバに勝ったことのなかったプリスコバは、試合後のコート上インタビューで「特に、長くて厳しかった一日のあとだけに、すごく興奮しているわ。今日2勝を挙げられたというのは素晴らしいこと。それに人生で初めてドミ(チブルコバ)を倒すことができた」と喜びを表現した。

 「厳しいコンディションでベストなテニスができていたとは思わないけど、勝ちは勝ち。それが重要な点だわ」

 一方のウォズニアッキは準々決勝の第1セットだけに1時間15分を費やしたが、準決勝ではより早く仕事を片付け、1時間10分で試合全体を終えた。

 「素晴らしい週だった。雨のせいで待ち時間が長く、厳しいコンディションだったけど集中力を保ち、ベストテニスに近いプレーすることができた」と試合後のウォズニアッキは言った。

 ウォズニアッキはプリスコバの対戦成績で3勝0敗とリードしているが、最後の対戦は2014年に遡る。ウォズニアッキは決勝に目を向け、「彼女(プリスコバ)は本当にいいプレーをしている。素晴らしい決勝になると思う。とてもわくわくしているわ」と話した。(C)AP(テニスマガジン)