アルゼンチン・ブエノスアイレスで開催されている 「アルゼンチン・オープン」(ATP250/2月13~19日/賞金総額54万6680ドル/クレーコート)のシングルス準々決勝で、第1シードの錦織圭(日清食品)が第6シードのジョアン・ソウザ(…

 アルゼンチン・ブエノスアイレスで開催されている 「アルゼンチン・オープン」(ATP250/2月13~19日/賞金総額54万6680ドル/クレーコート)のシングルス準々決勝で、第1シードの錦織圭(日清食品)が第6シードのジョアン・ソウザ(ポルトガル)を6-1 6-4で倒して今季クレー2試合目で印象的なプレーを見せた。

 第1セットで目覚ましいスタートを切った錦織はクレー巧者を自負するソウザを相手にベースラインからのラリーで圧倒し、たちまち4-0とリードを奪った。ソウザも時間を追うごとに落ち着きを取り戻して第2セットを通して食らいつき続けたが、錦織は世界5位の勝負強さを見せつけてワンブレークを果たし、72分で戦いを終わらせた。

 錦織とソウザの対戦成績はこれで1勝1敗となった。錦織の1敗は昨年の東京で途中棄権(第1セット4-3)したためのものだ。

 錦織はクレーでの今季初戦だったディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)に対する2回戦で第1セットを落として以来、ここ4セットで9ゲームを失ったのみだ。錦織は今大会で12度目のツアー優勝を目指しており、実現すれば2014年と15年のバルセロナに続くクレーコートでの3度目のタイトルにもなる。

 錦織の準決勝の相手は、チアゴ・モンテーロ(ブラジル)を3-6 6-2 6-3で倒して勝ち上がったカルロス・ベロック(アルゼンチン)となった。錦織とベロックの過去の対戦成績は1勝1敗だが、ここ4年は対戦がない。

 そのほか第4シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)とアレクサンドル・ドルゴポロフ(ウクライナ)が勝ち上がり、両者が準決勝で対戦する。  カレーニョ ブスタは第5シードのアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)を6-3 4-6 6-4で、ドルゴポロフはジェラルド・メルツァー(オーストリア)を7-5 6-4で倒した。(C)AP(テニスマガジン)協力◎ATP TOUR