6.6さいたまスーパーアリーナにてCyberFightグループのDDTプロレスリング、プロレスリング・ノア、東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレスの4団体による合同興行『CyberFight Festival 2021』が開催される。3大タイ…

6.6さいたまスーパーアリーナにてCyberFightグループのDDTプロレスリング、プロレスリング・ノア、東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレスの4団体による合同興行『CyberFight Festival 2021』が開催される。3大タイトルマッチが行われるが、やはり注目は対抗戦、DDT竹下幸之介・上野勇希とNOAH清宮海斗・稲村愛輝のタッグ対決!ともに団体の未来を背負う選手たち。大会直前、他団体との対抗戦に並々ならぬ思いを持つ竹下は何を考えているのか。

――6.6さいたまスーパーアリーナ「CyberFight Festival 2021」で対抗戦が行われます。竹下選手はThe 37KAMIINAの上野勇希選手と組んで、NOAH清宮海斗選手・稲村愛輝(よしき)選手と対戦ですね。この試合に向けてモチベーションはいかがですか?
竹下:そうですね、(少し考えて…)モチベーションは高いですね。ただ対戦が発表された時から熱量は、あまり変わってないです。僕はさいたまスーパーアリーナのメインイベントが良かったんですけど(苦笑)。

――対戦が発表された記者会見の時、「このタッグがメインに来ればいい」と発言されていましたね。
竹下:「メイン良かったけど、竹下と上野のタッグ見応えあったね」と言われるように、その日の1番を取りに行きたいです。もちろん、僕自身が1番輝くというのもそうですし、タッグの試合が1番面白かったと言ってもらいたい。この4人の戦いなら、今までのプロレスではなく「今のプロレス」、現在進行形の「ナウい」プロレスで凄い試合が魅せられると思います。

――注目度が、かなり高いカードだと思います。
竹下:注目度の高い試合って僕の中でどっちかなんですよ。「良い」か「悪い」か。注目度が高い分、「まあまあ良かった」なんて絶対にないですね。皆さんの期待値を超えるつもりでいますけど、パートナーも含めて他の3人がどれだけの気持ちで臨んでくるのか。稲村選手はデビューして3年、上野と清宮選手はタイトル戦も経験していますし、大きな会場でも戦っている。ただ「これまでのビッグマッチと同じ気持ちで頑張るぞ」くらいではダメだと思います。僕はさいたまスーパーアリーナのメインに立ったし、両国のメインのリングにも立ちました。しかし今回の対抗戦は異質で、何よりもチャンスだと思います。全員とは言わないまでも、かなりの数のプロレスファンに注目される大会です。この試合で評価がイマイチだったら出世は遅れるでしょうし、評価が上がったら頭一つ抜けることができる。長いプロレス人生の中でターニングポイントになる試合だと思いますね。僕は4月に人生を変える気持ちで、米国プロレス団体AEWに行き3試合戦いました。6月の「CyberFight Festival 2021」も、それと同じように人生が変わる戦いだと考えています。

――2019年8月TAKAYAMANIA EMPIRE 2で、竹下幸之介&上野勇希&渡瀬瑞基vs清宮海斗&原田大輔&宮脇純太戦が行われました。あの時、清宮選手と戦っています。その時の印象教えていただけますか?
竹下:6人タッグということもあって、正直あまり覚えていないですね。おそらく、あの試合でも僕はガンガン攻めていたと思いますが、それほど清宮選手の熱量は感じなかったですね。もしくは6人タッグということで清宮選手が、あえて抑えて戦っていたのか。

――6.6さいたまスーパーアリーナ、NOAHとの対抗戦に向けての思いをいただけますか?
竹下:対抗戦なので、「どちらの団体が強いか」です。「お前ら見たら分かるだろう!」と言う精神で挑みます。あまり言葉では説明しにくいですけど、どちらが強いか試合を見たら分かるでしょう。僕は1ミリの隙もなく試合に臨みます。

――そして6.10からKING OF DDTトーナメントが始まります。竹下選手は2019年に優勝していますよね。
竹下:トーナメントは運もあるので。まだ対戦相手も決まっていないですし。厳しいブロックに行くのかどうかも現時点では分からない。去年は3連戦で、僕は3日目で敗れました。今回は6.10が1回戦、6.20が2回戦、7.4が準決勝&決勝と試合の間隔が空いているので作戦を練ることができます。6.6さいたまの後、6.10からトーナメントが始まるので、僕としてはモチベーションを維持できますね。v

――戦ってみたい選手はいますか?
竹下:去年、樋口に負けているんですよ。2月のEruptionとのタイトルマッチも、僕が樋口に負けている。だから一発返したいですね。あと初出場が火野裕士さんか…火野さんとはシングルで戦ったことがないので楽しみですね。僕は力に自信がありますが、火野さんはパワーで絶対に勝てない相手です。ここ数年戦って「パワーで100%勝てない」と思ったのは大日本プロレスの関本大介さん、岡林裕二さん、そして火野さんですね。中でも1番パワーが凄いと感じたのは火野さんかもしれない。逆に言うと、他の部分で戦略を練るのは僕の得意なところでもあります。体格の小柄な選手だと戦略が失敗した時、力でどうにかなる場合もあります。でも、火野さんにはそれが通用しないので、僕が成長できる可能性がありますね。あとThe 37KAMIINAのメンバーも出場します。組んでいると戦うチャンスがないので、もし対戦したらこの機会にボコボコにしておこうかと(笑)。

――昨年末のD王GPでMAO選手と戦いました。
竹下:あの時はギリギリで勝ちました。MAOも成長著しいので、今戦ったらどうなるのか分からないですね。4月のAEW参戦からモチベーションの高い状態が続いています。スイッチを入れ直して8.21富士通スタジアム川崎のビッグマッチまで、この気持ちを継続して行きますよ。

<インフォメーション>
6.6さいたまスーパーアリーナにてCyberFightグループのDDTプロレスリング、プロレスリング・ノア、東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレス4団体のプロレス・フェス「CyberFight Festival 2021」が開催される。プロレス業界大注目のイベント!
そして6.10新宿FACEから「KING OF DDT 2021」がスタート。2019年優勝した竹下幸之介選手、果たして2年ぶりの優勝なるのか!
詳細はDDTプロレスリング公式サイトをご覧ください。→https://www.ddtpro.com

また6.6さいたまスーパーアリーナは動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEで独占生配信されます。
https://www.ddtpro.com/universe

竹下幸之介 Twitter→https://www.ddtpro.com/universe
The 37KAMIINA Twitter→chttps://twitter.com/DDT_SaunaClub

取材・文/大楽 聡詞
写真提供/DDTプロレスリング