東京競馬場の芝2400mを舞台に行われるクラシック競走第2弾。すべてのホースマンにとって目標であり、また勝ち馬には最…

 東京競馬場の芝2400mを舞台に行われるクラシック競走第2弾。すべてのホースマンにとって目標であり、また勝ち馬には最高の栄誉が与えられる。

 ◎エフフォーリアは、皐月賞馬。中山競馬場の2000mコースはスタート直後とゴール前に高低差2.2mの急坂が備えられており、数字以上に厳しい難コースなのだが、前半の半マイル48秒2、1000m通過ラップが60秒3という流れのなか、インコースで折り合いを付けると、ジョッキーのゴーサインに素早く反応し、最後の直線は荒れたインコースをものともせずに急坂で後続を突き放した。

 皐月賞における3馬身差はオルフェーヴル以来だが、この年は東京競馬場だった。中山競馬場で行われた皐月賞ということになれば、94年のナリタブライアンの3馬身半差以来。いずれにしても3冠馬級のパフォーマンスを見せてくれた。

 皐月賞組とはある程度勝負付けが済んでいると考えれば、相手は別路線、または皐月賞で本来のパフォーマンスを発揮できなかった馬ということになり、白羽の矢を立てたのが〇ヴィクティファルス。昨年11月の阪神競馬芝1800mのデビュー戦は半マイル通過が49秒9というスローペースの流れを早めに動いて初戦を勝利で飾り、続く共同通信杯はエフフォーリアの2着。

 このときはスローペースからの瞬発力争いになったが、のちに毎日杯をレコード勝ちするシャフリヤール、青葉賞2着キングストンボーイらの追撃を抑え込んでいる。場所を中山競馬場に移し、2戦1勝で挑んだスプリングSは大外一気で勝ったものの、皐月賞は見せ場すら作れなかった。器用さが求められる競馬よりも、スタミナと底力を問われる競馬を得意とするタイプで、東京競馬場2400mは願ってもない舞台。巻き返しを期待したい。

 ▲グレートマジシャンは毎日杯2着馬。昨年秋のデビュー戦を着差以上に強い内容で優勝し、そしてセントポーリア賞では半マイル通過48秒3、前半1000m60秒4というスローペースを後方からメンバー最速となる推定33秒3の末脚で、のちにプリンシパルSを勝つバジオウを一蹴した。まだ3戦のキャリアはいかにも不利だが、底を見せていないのは魅力だ。

 △タイトルホルダーは弥生賞の優勝馬で、皐月賞の2着馬。弥生賞は前半1000m通過が62秒6というスローペースだったが、皐月賞は前記の厳しい流れを克服して後続の追撃を抑え込んだ。1戦ごとの成長がはっきりと見て取れる馬で、今後、どこまで伸びシロがあるのか見定めておきたい1戦だ。

 △ワンダフルタウンは京都2歳S、そして青葉賞の優勝馬。新潟競馬場では2歳レコードも記録しており、総合力の高い馬だ。今回はひとつの試金石になるだろうが、秋に向けて、そのレースぶりをしっかりと見ておきたい。

 最後に京成杯優勝の△グラティアスの名前もあげておきたい。