フィギュアスケート女子元日本代表の中野友加里さんがフィギュアスケートを様々な角度からお届けするYouTubeチャンネル「フィギュアスケーター中野友加里チャンネル」。

現役時代は、誰もが魅了する『ドーナツスピン』を武器に、2005年NHK杯優勝、2006年四大陸選手権2位、10度の全日本選手権出場など、多くの功績を残された中野さん。

そんなスピンの名手である中野さんが、既に現役を引退したスケーターの中から「ベストスピン選手」6名を厳選。

その後編として公開された動画では、前編に続きトップスケーターたちが選ばれている。

・今すぐ読みたい→
【前編】スピンの名手・中野友加里が厳選するベストスピン選手!「スピンの神様のような存在・・・」 https://cocokara-next.com/athlete_celeb/best-spin-figure-skater-01/

色々なものが合わさって出来上がったもの


「この選手を忘れちゃいけない」と、中野さんが選んだのは、浅田真央さん。浅田さんと言えば、トリプルアクセルとイメージを持つ人が多いと思うが、中野さんは彼女のスピンにおける魅力についてこう語る。

「いつも近くで一緒に練習していましたが、凄く体の柔軟性があり、柔らかいんですよね。体つきとか、思わず触ったことがあるんですが、しなやかな筋肉で、軽やかなスケート。その中で凄く回転が速く、回転軸のとれていて、明確な姿勢が取れたスピンがありました。全てのものが合わさって、評価され演技されていたんだなと、浅田真央さんを見ていて思いました。」

そんなジャンプ以外の魅力も持つという浅田さんだが、中でもこのスピンが優れていたという。

「ビールマンスピンのポジションがピカイチでした。ビールマンスピンポジションって、雫のような形になるのが理想だと思うんです。それは、手の長さや足の長さ、そして柔軟性が問われるものだと思うので、生まれ持っての体つきや、練習、才能という色々なものが合わさって出来上がったものだと思います。ただ浅田真央さんはビールマンスピンだけでなく、そのほかのスピンも凄くポジションが綺麗で安定していたので、多くのところで沢山の評価を得ていたと思いますし、私も思わず見惚れてしまうくらいでした。」

いつまで回るんだろうというくらい・・・

そして、ここまで女子選手を紹介してきたが、男子選手として中野さんが選出したのが、小塚崇彦さんだ。

「小塚くんは、同じ佐藤信夫先生・久美子先生の元で一緒に練習していた仲間でもあります。両先生とも、凄くスピンを速く回ることに重点を置いて練習をしていました。小塚くんの、最後のコンビネーションスピンの後にやるバックスクラッチの高速スピンなんですが、このスピンの速さって、思わずいつまで回るんだろうというくらい回っていたスピンでした。見ている方も思わず見入ってしまいますし、加点したくなるんじゃないかなと思うスピンだったので、そういった部分で選ばせていただきました。」

この他動画内では、今は数多くのトップスケーター等を手掛ける、あのコーチが選出。さらに、中野さんが現役時代スピンにかけていた思いについても語られている。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

・今すぐ読みたい→
中野友加里が羽生結弦を徹底解剖!「彼は毎日考えながら生きている選手」 https://cocokara-next.com/athlete_celeb/yukarinakano-talks-about-yuzuruhanyu/