ツアー史上初の1ラウンド2度ホールインワンを達成 女子ゴルフの国内ツアー・リゾートトラストレディスは28日、セントクリークGC(6605ヤード、パー72)で、日没順延となった前日の残りホールと第2ラウンド(R)が行われた。山路晶(森六グルー…

ツアー史上初の1ラウンド2度ホールインワンを達成

 女子ゴルフの国内ツアー・リゾートトラストレディスは28日、セントクリークGC(6605ヤード、パー72)で、日没順延となった前日の残りホールと第2ラウンド(R)が行われた。山路晶(森六グループ)が第2Rの3番、7番でホールインワン。ツアー史上初となる1ラウンド2度のエースを達成した。ただ、通算4オーバーで、ホールアウト時点では77位。予選落ちが濃厚となっており、オンライン会見では「予選は通りたかったんですけど……(心境は)複雑です」と語った。

 第1Rは3バーディー、3ダブルボギーの75だった山路。第2R前半で爆発した。2番でバーディーを奪った後、150ヤードの3番パー3だ。第1打、9番アイアンで放ったボールはピン手前から転がって直接カップイン。続く175ヤードの7番パー3でもエースを決め、ツアー史上初となる1ラウンド2度のホールインワンを達成した。

 1度目の快挙には「もしかしたら入るかもと思って、嬉しかった」と素直に喜べたようだが、2度目はまさかないと思っていた様子で「入るなんて思わなくて、入ったときは『怖い……』と思った。周りの皆も『ヤバすぎ……』みたいな感じ」と振り返った。

 ただ、後半は3つのボギーを叩くなどスコアを伸ばすことはできず。第2Rは2イーグル、1バーディー、4ボギー、1ダブルボギーで73。通算4オーバーで予選落ちが濃厚となった。「ドライバーが凄く曲がってもったいないのが多かった。予選は通りたかったんですけど、ホールインワン2回できたので……確かに(心境は)複雑です」と正直に語った。

 最終Rで2度のホールインワンであれば計1600万円の賞金を得られたが、今回は1回目に10万円、2回目に100万円で計110万円の賞金となった。「ツアー史上初というのが分からず、驚きも強いし嬉しい気持ち」と語る22歳。1998年度生まれの“黄金世代”でもある。「早く初優勝することが目標」と前を見据えた。(THE ANSWER編集部)