平畠啓史インタビュー@後編前編はこちら>>日本屈指のJ2ウォッチャーである平畠啓史さんに、今季の約1/3が終了したJ2を…

平畠啓史インタビュー@後編
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日本屈指のJ2ウォッチャーである平畠啓史さんに、今季の約1/3が終了したJ2を語ってもらう企画の後編。今回は、序盤戦で好プレーをつづけ、見る者を唸らせている注目の3人を挙げてもらった。

<改めて伝えたいJ2の魅力>

 J2の魅力は独得ですよね。いわゆる2部相当のリーグですけど、単純にそうとは言えない魅力や空気感があります。

 目に見えない、共同体の感じがあるような気がします。別に「俺たちJ2の仲間だぜ」ということではないですよ。相手に負けたら悔しいし、腹も立つ。でもJ1に昇格したチームや選手には「頑張って来いよ!」といった雰囲気がある。

 だから、ハマる人はハマっちゃうんじゃないかな。どのクラブを応援していても、活躍した選手が引き抜かれたりする切なさは、どうしても感じることがある。自分が応援している選手は絶対引き抜かれてほしくなくて、噂が出たらやばいと思ったり。あるいは他のクラブの選手が引き抜かれても、ちょっとかわいそうだなって感じたり。でもJ1に行ったら、「頑張れよ!」っていう思いもある。

 本当にモザイク模様のような複雑な気持ちなんですよね。『強いからよし!』、『負けたから残念!』だけではない、いろんな感情が渦を巻くんです。心の機微に訴えるものがあります。

 また、J1よりもJ2のほうが、監督さんの色が濃く投影されている印象があります。監督さんがアグレッシブなところはチームがアグレッシブになりますし、監督さんが組織的なサッカーが好きなら組織的になる。監督さんの色がより出やすいのがJ2かなと。

 J2を見る方におすすめしているは、DAZNで流れる試合前と後の監督さんのインタビュー。そこもぜひ見てほしい。そこに監督さんの感情がにじみ出ていたりします。


平畠啓史
ひらはた・けいじ/1968年8月14日生まれ。大阪府出身。お笑いコンビ

「DonDokoDon」のツッコミ担当。芸能界随一のサッカー通として知られ、サッカー愛溢れる語り口が人気。サッカー関連番組の出演や著書も多く、昨年は「平畠啓史Jリーグ56クラブ巡礼2020 日本全国56人に会ってきた」(ヨシモトブックス)を出版した。