NFLからも大谷に熱視線「誰と同価値なのか」 米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、本拠地のレ…

NFLからも大谷に熱視線「誰と同価値なのか」

 米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、本拠地のレンジャーズ戦で「2番・DH」で先発出場し、3打数1安打1得点。チームは9-8で勝利した。二刀流の活躍で注目を集める大谷について、NFL公式サイトも異例の特集。50歳で海外メジャー制覇を果たしたフィル・ミケルソン(米国)の偉業以上に「歴史的」と評価し、異業種の世界でも「天文学的価値の持ち主」と手放しで絶賛している。

 メジャーを席巻する大谷旋風は競技の枠を超えてしまったようだ。米4大スポーツの1つNFLでは公式サイトで異例の特集。「二刀流の野球の怪物、ショウヘイ・オオタニはNFLで誰と同価値なのか」と見出し付けした記事を掲載している。

 ミケルソンの最年長メジャー制覇や、NBAニックスのプレーオフ出場などスポーツ界の話題を紹介した上で、「これらの物語のいずれも、ロサンゼルス・エンゼルスのスター、ショウヘイ・オオタニとともに球界で起きている現象に比べると、歴史的なことに感じられない」と伝えている。

 投打に渡る活躍をデータで紹介した上で、「オオタニは二刀流のスターとして際立っている。真の比較対象を見出すにはベーブ・ルースまで遡らなければいけない。彼は文字通りのベーブ・ルースなのだ」と歴史的な活躍を称えている。

QB+コーナーバック=大谷

 続けて特集ではNFLの世界に大谷を置き換えている。チームの主砲でさらに先発ローテの一番手である才能を、「ベースボール界で最も求められる人材」とした上で、「アメフトの世界でこのような選手と同価値の選手は天文学的な価値がある。天文学的だ!」と絶賛している。

 大谷のエース右腕としての価値はアメフトの世界でチームの司令塔となるエースQBと同等と分析。そしてホームランを連発するスラッガーとしての役割については「エリート級のコーナーバック」としている。「驚異的なホームラン打者のように、才能豊かなカバー役は試合に直接的に、そして間接的に影響をもたらす。ピッチャーはオオタニにストライクを投じることを恐れる。どのQBもアメフトの世界の大谷の近くに楕円を投げようとは思わないだろう」と賛辞を並べている。

 アスリート能力も評価される打者・大谷は守備面で、相手のエースレシーバーを封じ込める抑止力になると評価。規格外の活躍で歴史を刻む男は他競技からも熱視線を集めている。(THE ANSWER編集部)