1995年以降に生まれた若手選手の中で、トップクラスの成績を残しているアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)。2017年には…

1995年以降に生まれた若手選手の中で、トップクラスの成績を残しているアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)。2017年には20歳になった数週間後にマスターズ1000大会で優勝したのを始め、2017年と2018年は2年連続で年末ランキング4位内を達成。この2年間で、グランドスラムに次ぐレベルのマスターズ1000大会で3回優勝を飾っている。2018年と2019年には「全仏オープン」準々決勝に進出。今後の活躍がますます期待されるズベレフが、2020年の「全米オープン」や今シーズンの成績について語った。Tennis World USAが伝えている。【動画】ズべレフの今シーズンのハイライト集

グランドスラムでのさらなる結果を求めていたズベレフは昨年の「全豪オープン」で、グランドスラムで初の準決勝に進出したが、4セットの接戦の末ドミニク・ティーム(オーストリア)に敗れた。7ヶ月半後、ズベレフとティームは「全米オープン」決勝で再び顔を合わせる。ズベレフは最初の2セットを取り、好調な滑り出しを見せた。続く2セットは落としたが、最終セットでもゲームカウント5-3で優勝に向けてサービスゲームを取るだけというところまで行った。しかし、ティームはこれらの逆境を覆し、最終セットをタイブレークに持ち込み、2-6、4-6、6-4、6-3、7-6(6)で勝利。4時間の激闘の末、自身初のグランドスラム優勝を手にした。これが初めてのグランドスラム決勝だったズベレフは、チャンスをものにすることができず準優勝となった。

この試合でのティームとズベレフの差はたった4ポイント。ズベレフの方がウィナーも多かったが、アンフォーストエラーも多かった。18回あったブレークチャンスで8回を成功させたが、ティームに与えた13回のブレークチャンスのうち7回ブレークされてしまった。結果的には、後半集中力を切らさずエラーを少なく押さえた27歳のティームに軍配が上がった。

「全米オープン」では涙をのんだズベレフだが、2021年はこれまで2大会で優勝と良い成績を残している。4度目のマスターズ大会優勝となった「ATP1000 マドリード」では、準々決勝でラファエル・ナダル(スペイン)を破っており、「全仏オープン」(フランス・パリ/5月30日~6月13日/クレーコート)での初優勝も視野に入ってきた。

先日ズベレフはインタビューに答え、ナダルに勝利して「全仏オープン」への自信を深めたこと、昨年の「全米オープン」でティームにあと一歩で敗れてから、より一層グランドスラム優勝を望むようになったことを打ち明けた。

「今年は“全仏オープン”でチャンスがあると思う。次のステップへの準備はできているよ。マドリードでの大会は僕に自信を与えてくれた。ここ最近はうまくプレーできているしね。ラファエル・ナダルと対戦することになったら、面白い試合になるだろう」

「“全米オープン”の後、グランドスラムで優勝したいとより強く思うようになった。あれ以来、テニス選手として上達していると思う。一回落ち着いて考えた時に、いろいろ改善してやり方を変えなきゃいけないって思ったのさ」

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 マドリード」でのズベレフ

(Photo by Mateo Villalba/Quality Sport Images/Getty Images)