先週「ATP250 リヨン」で今季2回目、通算7回目の優勝を遂げたステファノス・チチパス(ギリシャ)が、試合後に「この優…
先週「ATP250 リヨン」で今季2回目、通算7回目の優勝を遂げたステファノス・チチパス(ギリシャ)が、試合後に「この優勝を11歳の日本人の少女に捧げる」と語った。テニス関連ニュースサイトTENNIS TONICが報じた。【実際の動画】11歳の日本人少女に優勝を捧げる、と語るチチパス【マッチハイライト動画】チチパスvsキャメロン・ノリー/ATP250リヨン/決勝
3年前に母を亡くし、今うつに苦しんでいるというその少女と、チチパスは文通して、メッセージを送っているという。チチパスはこう語った。
「僕の7回目の優勝を日本人の少女、レイコに捧げるよ。僕らは昔ながらのやり方で文通している」
「レイコはテニスコーチだったお母さんを3年前、8歳の時に亡くした。そして今はうつに苦しんで病院にいて、日々の暮らしはお父さんに支えられている。僕は彼女にたくさんメッセージを送り、話をした。この優勝を彼女に捧げたい」
「今年(オリンピックで)東京に行く時に、彼女と会って、一緒に時を過ごせたらと思っている。彼女は今、とても苦しんでいる。だから僕は少しでも彼女の助けになりたい」
チチパスの優勝が彼女を力づけ、オリンピックの時に会えることを祈りたい。
(テニスデイリー編集部)
※写真は「楽天ジャパンオープン」でのチチパス
(Photo by Matt Roberts/Getty Images)