2016年に「リオデジャネイロ・オリンピック」女子シングルスで、プエルトリコに史上初の金メダルをもたらしたモニカ・プイグ…

2016年に「リオデジャネイロ・オリンピック」女子シングルスで、プエルトリコに史上初の金メダルをもたらしたモニカ・プイグ(プエルトリコ)は、ここ数シーズン怪我に苦しめられ思うように試合ができていない。だが今年は今まで以上にコートへの復帰を強く決意している。【実際の写真】スパルタンレースを楽しむプイグ【動画】プイグ 猛攻からの鮮やかな頭上抜き

現在、肩の手術後のリハビリに取り組んでいるプイグは、少し変わったトレーニングを取り入れることにしたようだ。スパルタンレースという競技に初めて出場し大きな手応えを感じたそうで、更に大きな挑戦への準備ができたという。米テニスメディアBaselineが伝えている。

スパルタンレースとは、世界各地で行われているアウトドア障害物レースのことだ。コースには泥の池やロープ、壁などが配置され、距離、障害物数により難易度が異なるレースが用意されている。

スパルタンレースの公式ホームページでインタビューに答えたプイグは、レースに参加することはトレーニングのルーティンを崩すきっかけになったと語った。「5kmをただ走るだけだと飽きてしまうこともあるわ。でも途中で水の中を走ったり、物を持ち上げたりといった障害物を乗り越えるのはすごく楽しいのよ」

プロのアスリートであるプイグは、持久力などレース中に試される能力のほとんどはすでに獲得している。だが重いものを持ち上げるなど、手術が必要なほど痛めていた肩が理由でできない障害物も幾つかあった。

「次のレースではもっとコンディションを整えて、全ての障害に参加できるようにしたいわ。障害ができなかったときには何回かバーピー(立ったポジションから両手をついて腕立て伏せの姿勢になり、腕立て伏せをした後、体を起こして飛び上がる運動)をやってみるわ」とプイグは語る。

「それが決まりなの。もし障害物をやり遂げられなかったら、30回バーピーをしなきゃいけないの。終わるとクタクタで、泥だらけになっちゃうわ」

それでも、お互いに声援を送り、助け合い精神のある参加者のコミュニティ感がとても印象深かったようだ。そして同僚のプロテニス選手たちの中で誰が障害物レースに挑戦してくれると思うかという質問には、元ダブルス世界女王のベサニー・マテック サンズ(アメリカ)を挙げた。

「彼女はきっとすごく強いわよ!」とプイグは言い、マテック サンズの闘争心と楽しいこと好きの性格がとても向いているだろうと語った。

プイグはまだテニスへの復帰時期を決めていないが、復帰を目指し調整を進めている。そして今後もスパルタンレースへの出場を考えているそうだ。スパルタンレースの厳しさは、復帰後のプイグの助けとなることだろう。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「武漢オープン」でのプイグ

(Photo by Wang He/Getty Images)