ルイス・エンリケ・マルティネス監督のユーロ2020に向けたメンバーは、初めてレアル・マドリーの選手が招集されなかったケー…

ルイス・エンリケ・マルティネス監督のユーロ2020に向けたメンバーは、初めてレアル・マドリーの選手が招集されなかったケースとして、歴史に残るだろう。
近年のラ・ロハでキャプテンを務めるセルヒオ・ラモスやダニ・カルバハルが抱えているフィジカル的な問題は代表監督も認めており、最終的にマドリーの選手を一人も招集しないという決断に至った。マルコ・アセンシオも規則性と継続性に欠け、選外となった。
「カルバハルやラモスは、もし準備できていたとしたらメンバーに入っていただろう」と記者会見で語ったルイス・エンリケは、「あるクラブ、あるいは他のクラブを満足させるためにリストを作るのではない。私はそれに応じてリストを作ることはないし、私はこの2人のマドリーの選手が怪我によってメンバーにいないことが非常に残念だ」と不在を嘆いた。
これまでのワールドカップや欧州選手権では、このようなことは一度もなかった。1950年のワールドカップ・ブラジル大会でのルイス・モロウニーのように、レアル・マドリーの選手は最低1人は存在した。
直近の2018年のロシアW杯では、開幕直前での監督交代でフェルナンド・イエロが指揮を執ったものの、ジュレン・ロペテギがチームを率いる予定だった代表チームに、マドリーからラモス、カルバハル、ナチョ・フェルナンデス、イスコ・アラルコン、アセンシオ、ルーカス・バスケスが招集されていた。

ユーロ2020を戦うラ・ロハ [写真/@RFEF]