■京都が新潟を撃破!今シーズン初めて首位に立つ 首位が入れ替わった。京都サンガF.C.が、今シーズン初めて順位表の一番上…
■京都が新潟を撃破!今シーズン初めて首位に立つ
首位が入れ替わった。京都サンガF.C.が、今シーズン初めて順位表の一番上に入った。
首位のアルビレックス新潟との直接対決が、5月23日の第15節、新潟のホーム・デンカビッグスワンスタジアムで実現した。新潟は前節のFC町田ゼルビア戦で、今シーズン初黒星を喫した。再び白星街道を突き進んでいくための、仕切り直しの一戦となる。
一方の京都は、6節から9試合連続負けなし(8勝1分)と好調を維持している。チョウ・キジェ監督のもとで攻守にハードワークをするスタイルが浸透し、躍動感あふれるサッカーで勝点を積み重ねている。
キックオフ直後に、新潟が京都に襲い掛かる。本間至恩が左サイドを突き、鈴木孝司がヘディングで狙う。剣の達人の斬り合いのような緊張感が、いきなりピッチに立ち込めた。
両チームともに自分たちのスタイルを崩さない。新潟は自陣からボールを動かしながら、2列目の高木善朗、本間、三戸舜介が相手ブロックの間でボールを引き出す。対する京都は強度の高い守備から素早く攻撃へ切り替え、相手ゴールを脅かしていく。敵陣への侵入はいつもより少なかった京都だが、首位チーム相手のアウェイゲームということを考えれば、それも想定内だっただろう。
■データで劣っても勝利するのは、J1昇格の必要条件
京都のチョウ・キジェ監督は、後半開始とともに2人を入れ替えた。52分には早くも3人目の交代をした。「フレッシュな力を使って勝点3を取りにいこう」という狙いで、プレーの強度を保っていく。
58分には京都が先制点を奪う。アンカーの川崎颯太が、ペナルティエリア外正面からゴール左下へ蹴り込んだ。昨年8月19日の新潟戦でJリーグ初出場を記録した19歳が、デビュー戦と同じスタジアムでの同じカードで、今度はJリーグ初ゴールをマークしたのだった。
京都がリードを奪ったが、試合の主導権まで掌握したわけではない。62分にカウンターから決定機を作り出すが、その後は新潟に押し込まれる。それでも、すでに8度のクリーンシートを記録している守備陣は、3試合連続の無失点で試合終了のホイッスルを聞く。京都が1対0で勝利を飾ったのだった。
両チームのシュート数は、新潟が13本で京都が5本だった。CKでも新潟が10対1と圧倒している。新潟のアルベルト・プッチ・オルトネダ監督は、「我々はよりよいチャンスを作ってシュートへ結びつけていたが、得点は決められなかった。今日は相手が幸運に恵まれたのでは」と話したが、裏返しで考えれば京都の強さが現われた一戦である。
データで劣っても勝点3を逃さない試合をすることは、J1昇格を果たすチームの必要条件と言っていい。ピッチで戦う選手たちは最後まで集中を切らさず、チョウ監督は後半アディショナルタイムに2度の選手交代で時間を使った。新潟の攻めは迫力があったものの、京都は勝つべくして勝ったと言えるだろう。
決勝点を決勝点をあげた川崎は、「首位とか順位とかは気にせずに、次の甲府戦も戦っていきたい」と話した。一戦必勝のメンタリティで10試合負けなしとした京都は、勝点35で首位に立ったのだった。