ノルウェーが生んだ天才ライダー“マーカス・クリーブランド”ノルウェーが誇る若きスノーボーダー、マーカス・クリーブランド。1999年4月25日生まれのマーカス・クリーブランドだが、その若さからは想像もできない驚愕のトリックで世界を震撼させてき…

ノルウェーが生んだ天才ライダー“マーカス・クリーブランド”

ノルウェーが誇る若きスノーボーダー、マーカス・クリーブランド。
1999年4月25日生まれのマーカス・クリーブランドだが、その若さからは想像もできない驚愕のトリックで世界を震撼させてきた。
2003年、マーカス・クリーブランドが4歳になる年にスノーボードをはじめ、8歳のころにはすでに720をメイク。YouTubeに投稿された動画は大きな反響を呼んだ。

2013年、13歳でバックサイド・トリプルコーク1440をメイク。同年8月には、ヨーロピアン・ジュニア・オープン(Burton European Junior Open)で優勝を果たす。
2015年には、16歳でバックサイド・クワッドコーク1800を成功。イングランドのビリー・モーガン(同トリックを成功)、そしてカナダのマックス・パロット(キャブ・クワッドコーク1620を成功)に次ぐ、史上3人目のクワッドコークの成功者となった。16歳という年齢での快挙に非凡な才能を感じさせる。
さらに、グラウンドトリックで世界初となるノーリーバックサイド1080をメイクするなど、スノーボード界に衝撃を与えている。

そして2016年も彼の“神童ぶり”は健在だ。2月にノルウェーで開催されたBig Airの大会(Norgescup Big Air)で優勝するなど、さまざまな世界大会に参戦。とくに11月は彼にとって特別な月となった。
11月10日、イタリアはミラノで開催された「FISワールドカップ」で初優勝を飾ると勢いそのままに、11月16日、中国は北京で開催された「Air + Style」で世界記録を更新という快挙とともに優勝を飾った。わずか数日間で2つの快挙を成し遂げた。

2017年も勢いはとどまらず、「X GAMES ASPEN 2017」では初出場にかかわらず、スノーボード・ビッグエアで準優勝、スロープスタイルで優勝と2つのメダルを獲得した。
また先週オーストリア・インスブルックで開催されていたビッグエア伝統の一戦「AIR + STYLE」では、準優勝を飾った。
2018年に平昌オリンピックが開催されるが、ノルウェー代表として間違いなく出場する神童マーカス・クリーブランドにぜひ注目していただきたい。

Top photo:Christian Pondella/Red Bull Content Pool