■シティ躍進に欠かせなかった腹心 グアルディオラ監督は2016年にシティの指揮官に就任した。バルセロナとバイエルンでのキ…
■シティ躍進に欠かせなかった腹心
グアルディオラ監督は2016年にシティの指揮官に就任した。バルセロナとバイエルンでのキャリアを携えて、“常勝軍団”を築き上げるためにイングランドに到着した。
現在のシティの主力を見れば、ケビン・デブライネ(移籍金7500万ユーロ)、ベルナルド・シウバ(5000万ユーロ)、ルベン・ディアス(6800万ユーロ)と高額な移籍金で獲得した選手が大半だ。資金力がなければ、ペップ・シティが成立しなかったのは確かだろう。
だが、「金にモノを言わせる」チームビルディングを行ってきたわけではない。今季は【4-3-3】と【4-4-2】を使い分けながら、着実に勝てる組織を構築した。デブライネとB・シウバを2トップ化するシステムでビッグマッチを制してきた。「ボールを握りながらの勝利」と、「ボールを譲りながらの勝利」を両立させてきたのだ。
また監督目線でいうなら、重要だったのはアシスタントコーチを務めるフアンマ・リージョの存在だ。
■「彼の影響がなければ我々は首位に立っていない」
この2人は古くからの関係だ。グアルディオラ監督が現役時代の最後に過ごしたドラードスで指揮を執っていたのが、リージョだった。2003年にバルセロナで会長選が行われた際には候補者のルイス・バサットが、スポーツディレクターにグアルディオラを、監督にリージョを据えるプランを掲げた経緯がある。
「リージョの影響がなければ、我々は首位に立っていない」とはグアルディオラ監督の弁である。「リージョは私を完全に理解している。私が何を求めているか、その時々で分かっている。リージョには特別なセンスがあり、試合や状況を読むことができる。それは私でさえできないことなんだ」
トゥヘル監督にとっては、昨季のパリ・サンジェルマンに続いて、2年連続のチャンピオンズリーグ決勝だ。グアルディオラ監督にとっては、2010-11シーズンのバルセロナ指揮時以来のファイナルになる。
監督にとって、クラブにとって、大きな大きなタイトルだ。目指すは、勝利のみ――。知的な攻防戦が、ポルトガルの地で繰り広げられる。