WBO世界スーパーバンタム級王者フルトンが井上に言及 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)は、6月19日(日本時間20日)に米ラスベガスでIBF同級1位マイケル・ダスマリナス(フィリピン)と防衛戦を行う…

WBO世界スーパーバンタム級王者フルトンが井上に言及

 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)は、6月19日(日本時間20日)に米ラスベガスでIBF同級1位マイケル・ダスマリナス(フィリピン)と防衛戦を行う。4団体統一を目標に掲げるモンスター。海外メディアなどからは将来的なスーパーバンタム級への転向も期待される中、WBO同級王者ステファン・フルトン(米国)は「簡単に倒せると思う」と豪語している。一体どんな根拠があるのか――。英メディア「ボクシング・ソーシャル」が報じている。

 ルイス・ネリ(メキシコ)を撃破したブランドン・フィゲロア(米国)との試合が9月11日に内定したフルトン。19勝(8KO)の26歳はバンタム級の盟主相手にも絶大な自信を示していたという。

 モンスターについて聞かれると「オレは簡単に彼を倒せると思う」と断言。自信の根拠はサイズだという。

「彼は小さいからね。ルイス・ネリに何が起こったのか、みんな見たばかりだろう。同じことをオレはやってのける。彼は本格的な122ポンド(スーパーバンタム級)じゃない。オレたち122ポンドのファイターはでかいんだよ」

サイズの違いを強調「この階級でかなりのパワーを持っている」

 バンタム級での減量苦から1階級上げたネリだったが、スーパーバンタム級では体格差が不利に働いたと見ている。敵なしのモンスターと言えども、同様にサイズの違いは避けられないという。

「118ポンド(約53.5キロ=バンタム級)から昇級してくるので、(体重を増やせば)137ポンド(62.1キロ)くらいまで重くできるかもしれない。ただオレたちは普段からそれ以上のサイズなんだ。階級を上げれば、同じパワーとエネルギーをキープできると考えているかもしれないが、オレたちもこの階級でかなりのパワーを持っているんだ」

 身長164センチ、リーチ171センチの井上に対し、フルトンは身長169センチ、リーチ179センチとサイズでは一回り大きい。まずはバンタム級で4団体統一を狙う井上だが、自身にとって4階級目となるスーパーバンタム級でも、チャンプが手ぐすねを引いて待っているようだ。(THE ANSWER編集部)