■琉球…

■琉球ゴールデンキングス vs 千葉ジェッツ(@沖縄アリーナ)

第1戦:5月22日16時5分 第2戦:5月23日16時5分

第3戦:5月24日19時5分(2戦を終えて1勝1敗の場合のみ開催)

 琉球ゴールデンキングスが、激戦の末にチャンピオンシップクォーターファイナルを突破した。ドウェイン・エバンスと今村佳太の得点ラッシュで先勝しながらも、第2戦は後半に富山グラウジーズの猛攻を止められず完敗。第3戦も第4クォーター終盤に猛追を受けたが、今村の第1戦と並ぶ27得点の爆発が効いてセミファイナル進出となった。相手がオフェンス力抜群の富山とあって、レギュラーシーズンの課題だったファウルの多さは改善できず、千葉ジェッツとの激突もこれがキーポイントの1つになるだろう。

 その千葉はシーホース三河を連破してのセミファイナル進出だが、こちらもやや苦しんだ。後半に59得点を挙げる怒涛のオフェンスで快勝した第1戦とは対照的に、第2戦は第3クォーターに相手のオフェンスに手こずり、第4クォーターのオフィシャルタイムアウト以降はわずか2得点。最終的に2点差で事なきを得たとはいえ、勢いを失う時間帯が攻守それぞれにあったことは気がかりだ。

 今シーズンの対戦は千葉のホームで1勝1敗に終わった後、シーズン最終盤に今回と同じ沖縄アリーナで2回対戦していずれも千葉が勝利、通算で3勝1敗とした。ただし、延長にもつれた最後の対戦はジャック・クーリーが欠場しており、そのリバウンド力を欠いた影響はあったはず。ジョシュ・ダンカンやセバスチャン・サイズらを擁する千葉にセカンドチャンスを与えず、速攻も出させないという点で、クーリーの働きがより重要になることは間違いない。

文=吉川哲彦

■ロスター

・琉球(ヘッドコーチ:藤田弘輝)


石崎巧


船生誠也


並里成


ドウェイン・エバンス


岸本隆一


田代直希


今村佳太


満原優樹


小野寺祥太


キム・ティリ


ジャック・クーリー


牧隼利

・千葉(ヘッドコーチ:大野篤史)


ジョシュ・ダンカン


富樫勇樹


コー・フリッピン


田口成浩


赤穂雷太※特別指定


大宮宏正


西村文男


シャノン・ショーター


大倉颯太※特別指定


佐藤卓磨


藤永佳昭


ギャビン・エドワーズ


セバスチャン・サイズ


ラシードファラーズ


原修太