13日、ソフトバンクから侍ジャパンに選出された千賀滉大と武田翔太が、揃ってシート打撃に登板。WBC球を使用し、ともに打者6人に1安打1四球1奪三振。結果こそ同じだったが、千賀は制球に苦しむ場面も見られた。■千賀は30球で15球がボール球「ブ…

13日、ソフトバンクから侍ジャパンに選出された千賀滉大と武田翔太が、揃ってシート打撃に登板。WBC球を使用し、ともに打者6人に1安打1四球1奪三振。結果こそ同じだったが、千賀は制球に苦しむ場面も見られた。

■千賀は30球で15球がボール球「ブルペン以上に力が入った」

 13日、ソフトバンクから侍ジャパンに選出された千賀滉大と武田翔太が、揃ってシート打撃に登板。WBC球を使用し、ともに打者7人に1安打1四球1奪三振。結果こそ同じだったが、千賀は制球に苦しむ場面も見られた。

 先陣を切ったのは千賀。初球からいきなりマウンドでつまずき、動揺もあったのか先頭の長谷川勇也にストレートの四球。張本優大にライト前ヒットを許したが、塚田正義からフォークで空振り三振を奪うなど、打者7人に1安打1四球1奪三振。制球に苦しみ、15球がボール球だった。

「ブルペンでもストライクが入らないが、ブルペン以上に力が入った。下手くそなんでしっかり練習します」

■武田は直球に手応え、カーブは「感覚を覚えられたら」

 一方の武田も先頭の川島慶三に四球。許したヒットは1本。最後の松田宣浩との侍対決では見逃し三振を奪った。

「秋から(WBC球で)真っ直ぐは投げていたので、真っ直ぐの感じはいい。ツーシームも投げたが、感じは良かった。あとはカーブだけですね。変化量が多いというか、日本のボールよりも曲がるので、その感覚を覚えられたらと思います」

 侍ジャパンの合宿に合流する前の第4クールでは、WBC球を使っての紅白戦登板の可能性もある。それまでに互いの課題をどこまでクリアできるのかに注目したい。

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura