チェコ・オストラバの室内ハードコートで行われたフェドカップ・ワールドグループ1回戦「チェコ対スペイン」戦の2日目、シングルス2試合目でバーボラ・ストリコバ(チェコ)がララ・アロア バレーナ(スペイン)に6-4 6-4で勝ち、3勝目を挙げ…
チェコ・オストラバの室内ハードコートで行われたフェドカップ・ワールドグループ1回戦「チェコ対スペイン」戦の2日目、シングルス2試合目でバーボラ・ストリコバ(チェコ)がララ・アロア バレーナ(スペイン)に6-4 6-4で勝ち、3勝目を挙げてチェコの準決勝進出を決めた。 世界17位のストリコバは、5-2からの自分のサービスをキープできず、2度のマッチポイントを無駄にしてしまったが、5度目のマッチポイントではバックハンドのドロップショットを決め、試合に終止符を打った。
ストリコバの勝利で、チェコは3勝1敗となり、この時点でチェコの勝ち上がりが決まった。 ここ6年で5度フェド杯優勝を遂げているチェコは、4月22、23日の準決勝でドイツを破ったアメリカと対戦する。 第1セットでのストリコバは5-3からのセットポイントをものにし損ねたが、次のゲームでサービスをキープしてセットを先取。第2セットでは、第5ゲームでフォアハンドのウィナーを決めてブレークに成功し、第7ゲームでも同様にブレークを果たして5-2とリードを広げた。 ストリコバは、ブレークを果たして4-3とリードしたあと、12分もかけて苦しんだ末に次のサービスをキープした第1セットを振り返り、「あれがカギとなるゲームだった。あそこから私はよいプレーができるようになった」と話した。 この試合に先立ち、シングルス第1試合では、世界3位のカロリーナ・プリスコバ(チェコ)が全仏チャンピオンのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)を6-2 6-2で下し、チェコに2勝1敗のリードを与えていた。 プリスコバは世界7位のムグルッサと過去に6度対戦し、5度勝利を収めていた。 パワフルなショットが武器のプリスコバは、5本のサービスエースを放ち、この日の10本のフォアハンドのウィナーのうちのひとつを、第1セット3-1とリードを奪ったゲームで決めていた。彼女は第2セットでもブレークして3-1とリードし、そこから相手を突き放した。 前日の土曜日には、ムグルッサがストリコバを6-0 3-6 6-1で倒し、スペインが1勝0敗とリードしていたが、その後、プリスコバがアロア バレーナを6-4 7-5で破って、スコアを1勝1敗のタイにもち込んでいた。
勝敗が決まったあとの消化試合となったダブルスでは、スペインのサラ・ソリベス トルモ/マリア ホセ・マルティネス サンチェスが、チェコのルーシー・サファロバ/カテリーナ・シニアコバを6-3 4-6 [10-7]で破り、スペインに2勝目をもたらした。(C)AP(テニスマガジン)