キャンプインを間近に控え、メジャーに関連する予想記事が続々と出されている。ニューヨークの地元紙「NYポスト」電子版も例外ではなく、舌鋒鋭い名物記者として知られるジョエル・シャーマン記者が「MLBの興味深い人物50選」と題した記事を掲載。ダル…

キャンプインを間近に控え、メジャーに関連する予想記事が続々と出されている。ニューヨークの地元紙「NYポスト」電子版も例外ではなく、舌鋒鋭い名物記者として知られるジョエル・シャーマン記者が「MLBの興味深い人物50選」と題した記事を掲載。ダルビッシュ有投手(レンジャーズ)、田中将大投手(ヤンキース)、大谷翔平投手(日本ハム)の日本人3投手がランクインした。

■3投手とも今季終了後のオフを賑わす存在に?

 キャンプインを間近に控え、メジャーに関連する予想記事が続々と出されている。ニューヨークの地元紙「NYポスト」電子版も例外ではなく、舌鋒鋭い名物記者として知られるジョエル・シャーマン記者が「MLBの興味深い人物50選」と題した記事を掲載。ダルビッシュ有投手(レンジャーズ)、田中将大投手(ヤンキース)、大谷翔平投手(日本ハム)の日本人3投手がランクインした。

 はじめに登場するのは、ダルビッシュと田中。2人はジェイク・アリエッタ(カブス)、ジョニー・クエト(ジャイアンツ)と並んで10位にランクインした。4人はいずれも2017シーズン終了後にFA市場を賑わす可能性のある先発投手だ。

 記事では、今オフのFA市場では先発投手が手薄だったことに触れ、「クエトと田中がオプトアウト(契約破棄)すれば、来オフは間違いなく充実する」と説明。いずれの選手もシーズン終了までに、現在所属するチームと契約延長の可能性もあるが、ニューヨークを拠点とするシャーマン記者は、とりわけ田中に興味がそそられるようで「タナカは肘の不安を抱えながら、長期契約を結ぶべき価値と信頼を積み重ねていく。ヤンキースは彼を引き留めるのか、代わりを探すのか」と見どころに挙げた。

■「ルール変更」なら大谷は総額220億円超の契約も…「ダルと田中を追い越す」?

 続いて11位に登場したのが、今季終了後のメジャー移籍が噂される大谷だ。新労使協定により大谷が25歳を迎えるまでメジャー球団とマイナー契約しか結べなくなったこと、そしてWBC欠場に触れ、「オオタニを見たいアメリカのファンにとって、残念なオフになってしまった」と現状を説明。同時に「噂では、まだ来オフのMLB移籍を考えているようだ」とし、その場合には、より大きな契約金を獲得できるように「ルールが変更されるかもしれない」と指摘している。

 もし規定が改定されたら「最上級の先発兼クリーンアップ候補として、アリエッタ、クエト、ダルビッシュ、田中を追い越し、2億ドル(約226億4100万円)級の契約が見込まれる選手となるかもしれない」と予測。海の反対側から市場に大きな影響を与える存在として注目している。

 昨年行われた同様の企画でNO1に挙げたカブスのセオ・エプスタイン強化責任担当者は、伝統球団の呪縛から解き、108年ぶりのワールドシリーズ制覇へと導いた。今回はドジャースのアンドリュー・フリードマン強化担当責任者をトップ指名しているだけに、ひょっとすると前田健太投手が所属するドジャースが世界一に…。

 いずれにせよ、今季終了後の去就が決まっていない日本人3投手は、さまざまな方面から注目を浴びそうだ。