今年3月の「ATP250 ドーハ」で13ヶ月ぶりの復帰を果たしたロジャー…
今年3月の「ATP250 ドーハ」で13ヶ月ぶりの復帰を果たしたロジャー・フェデラー(スイス)。彼がそれに続いて出場する「ATP250 ジュネーブ」(スイス・ジュネーブ/5月16日~5月22日/クレーコート)の初戦の相手は、世界ランキング75位のパブロ・アンドゥハル(スペイン)に決定した。ビッグ3で唯一対戦したことのなかったフェデラーに挑む機会をついに手に入れたアンドゥハルが今の心境を語った。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトが報じている。【関連記事】錦織圭とも対戦したアンドゥハルとは?度重なる手術や下位でのツアー優勝記録も
アンドゥハルはこれまでにノバク・ジョコビッチ(セルビア)とは2度、ラファエル・ナダル(スペイン)とは4度対戦したが、いずれも勝利を挙げることはできなかった。フェデラーの母国で開かれている「ATP250 ジュネーブ」の1回戦で世界63位のジョーダン・トンプソン(オーストラリア)をストレートで下したアンドゥハルは、2回戦でフェデラーとの初対戦に臨む。
「とにかく楽しみで仕方ないよ。ずっとロジャーと対戦したいと思っていた。これで年を取った時に、ロジャーと対戦したことがあるんだって自分の子どもや孫に自慢できる」と、アンドゥハルは試合への熱い思いを語った。
「これは僕が長い間待ち望んでいたことだよ。ラファやノバクと対戦した時に、彼らとの差を少しでも縮めたいと思ったんだ。年々チャンスが少なくなってきているのもわかっていた。ついにロジャーと、それも彼の母国スイスで対戦できるなんて、本当に嬉しいよ」
「ラファ、ノバク、ロジャーはまるで神話のような存在だ。スポーツという枠を超えた存在なんだよ。ロジャーの優雅さはとにかく素晴らしい。テクニックから何から何まで、テニススクールをはじめとした至る所で彼の影響を目にすることができる。でも最も重要なのは、彼ら3人がこの競技を成長させ、そして彼らはその先へと進んでいることだよ。まったく異次元の存在だ」
35歳のアンドゥハルはATPツアーで4つのタイトルを獲得しており、世界ランキングでは最高で32位まで上り詰めたことがある。フェデラーと同じように怪我に悩まされた時期があり、1年あまりの間に右肘を3度手術。復帰に向けた自身の苦労を振り返りながらもアンドゥハルは、別格のフェデラーならば「たとえ(今シーズンの)試合数が少なくても、2、3年前と同じようにプレーできるはず」と話している。
崇拝するフェデラーを相手に、アンドゥハル家で代々語り継がれるような熱い戦いを繰り広げてもらいたいものだ。
なお、フェデラー自身は大会前、「ハードコートでもクレーコートでも(手術をした)膝にとって違いがなくて良かったよ。クレーコートでの経験がグラスコートに生きるだろう」と話している。
(テニスデイリー編集部)
※写真は2020年「ATP500 アカプルコ」でのアンドゥハル
(Photo by Hector Vivas/Getty Images)