7月18日より開幕する立ち技格闘技イベントRISEの「RISE DEAD OR ALIVE -53kgトーナメント」の組み合わせ抽選会が17日、都内で行われた。

同級国内トップクラスの選手が集う今トーナメントには、この階級初代王者の田丸辰も参戦。

その田丸にトーナメント出場の意気込みやその先の展望について、本誌独占でインタビューした。

・今すぐ読みたい→
【RISE】ネクスト天心こと田丸辰がRISEエキシ2試合を語る「自分とそこまで差はない」 https://cocokara-next.com/athlete_celeb/tokitamaru-talks-about-exhibition/

「進化した姿を見せられるかな」


昨年末に左手拳の手術を受けた田丸にとって、今回のトーナメントは怪我からの復帰戦となる。

復帰戦でいきなりの大舞台そして強豪揃いのなかで戦うこととなるが、そこに対する不安はないのだろうか。

「不安は特にないですね。拳もだいぶ良くなってきていますし、体づくりや新しいことも取り入れている。進化した姿を見せられるかなと思います。」

今回の顔ぶれを見ても、志朗や江幡睦などRISE53kg級の層は厚くなってきているが、これに対し田丸は

「特に気にしていないですね。強い選手が集まってくるというのは聞いていたので。今回のトーナメントも相手が誰であろうと気にしてはいないです。」

と、コメント。

そんな中、17日に行われたトーナメントの結果、初戦の相手は政所仁に決定。政所は前日の16日に行われた溜田蒼馬との一戦に勝利し、トーナメント最後の1枠を勝ち取った、勢いのある選手だ。

その一戦を、ABEMAの解説として見ていた田丸は、最後の1枠に政所が上がってくるだろうと予想していたという。

両者が過去一度対戦した際には田丸が5R判定勝ちをおさめているが、その時と今回の政所の印象について田丸は

「そこまで印象は変わっていないのかなと思います。
昔から強い選手ですし、それをわかった上で以前も対戦したので、そこは今回の試合を見て大きくイメージが変わったということはなかったです。」と前回同様に政所への勝利を意気込んだ。

「自分がRISEの53kg級を創り上げてきた。覚悟は誰よりもある。」

また、今回のトーナメントには、田丸が手術前最後に対戦し黒星を喫した大崎一貴選手も参戦。トーナメント抽選の結果、互いが決勝戦に進まない限り対戦が実現することはないが、この点田丸はこう話す。

「特に意識はしていなくて、トーナメントの1回戦が大崎選手でも2回戦でも決勝でも、今回のトーナメントでなくても、どこかでリベンジできたらいいなと思っています。」

トーナメント初戦の相手も決まり、いよいよ復帰の時が近づいてきた田丸。

試合に向けての意気込みや決意について田丸はこう口にする。

「強い選手だけが集まった最強のトーナメントなので、ここで僕が勝てば最強が証明できると思います。
スピードは誰よりも速いというのはありますし、自分がRISEの53kg級を創り上げてきたというのはある。その中で、自分が勝たなければいけないという覚悟や心意気は自分が1番高いと思っています。」

「結果を残して、那須川選手と戦いたい」

そして、先日キックボクシング界を引っ張ってきた那須川天心がボクシングに転向することを表明。

田丸と那須川は幼い頃から練習を共にしてきたというが、田丸はデビュー当初より那須川を倒すことを目標に掲げていた。

その「兄貴分」との対戦について田丸はこう語る。

「今回のトーナメントで優勝したら、那須川選手と対戦する機会はあると思うので、まずはトーナメントでしっかりと結果を残して、那須川選手と戦いたいと思います。」

最後にトーナメント後の見据える先、展望をこう語った。

「階級を制覇したいとか、ベルトが欲しいとかは特になくて、負けた選手にはリベンジしたいし、海外の選手とも対戦したいですね。あとは、知名度を上げていきたいと思っているので、機会があればRIZINにも参戦したいです。」

いよいよ初代王者が復活へ向けて動き出す。

田丸の復帰戦、その先の快進撃に期待したいところだ。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

・今すぐ読みたい→
RISE・伊藤会長が語る那須川天心VSメイウェザー戦の全貌
元西武・相内が格闘家デビュー「『お前じゃ無理』と言われて当然」
「もしも自分が戦うなら…」、「ネクスト天心」が那須川天心VS皇治の一戦を振り返る