フランス・モンペリエで開催されている「南フランス・オープン」(ATP250/2月6日~12日/賞金総額48万2060ユーロ/室内ハードコート)のシングルス2回戦で、2年連続でこの大会を制したディフェンディング・チャンピオンのリシャール・…

 フランス・モンペリエで開催されている「南フランス・オープン」(ATP250/2月6日~12日/賞金総額48万2060ユーロ/室内ハードコート)のシングルス2回戦で、2年連続でこの大会を制したディフェンディング・チャンピオンのリシャール・ガスケ(フランス)が、ビッグサーバーで同胞のケニー・デ シェパーに6-2 5-7 6-4で競り勝ち、準決勝に進出した。  世界ランキング162位で左利きのデ シェパーは、16本のサービスエースを記録したが、同時にサービスゲームに弱さも見せ、22本ものブレークポイントを献上。ガスケはそのうち5本をものにし、それらのブレークが勝負を分けることになった。

 第3シードのガスケは準決勝で、やはりフランスのブノワ・ペールと対戦する。ガスケはペールとの過去の対戦成績で3勝0敗とリードしている。  ペールは、ダスティン・ブラウン(ドイツ)が準々決勝の出だしに棄権したため、ほとんど試合を行わずに勝ち上がりを決めた。ペールがブラウンの最初のサービスを破り、1-0となったところでブラウンが棄権。ブラウンは、2回戦で第1シードのマリン・チリッチ(クロアチア)を破っていたが、背中下部の故障に苦しめられていたという。  もうひとつの準決勝は、第2シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)対、19歳で第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)という顔合わせに決まった。  ツォンガはダニール・メドベデフ(ロシア)に対して7本のサービスエースを決め、一度もメドベデフにブレークポイントを与えずに6-2 7-5で下した。メドベデフのサービスを3度ブレークしたツォンガは、前日の試合でファーストサービスからのポイントの95%を取っていたが、この日はそれを上回る96%の高確率を見せた。  一方、ズベレフはジェレミー・シャルディ(フランス)に対して13本のサービスエースを決め、6-4 4-6 6-2で下して準決勝に駒を進めた。(C)AP