フランス・モンペリエで開催されている「南フランス・オープン」(ATP250/2月6日~12日/賞金総額48万2060ユーロ/室内ハードコート)のシングルス2回戦で、第2シードのジョーウィル フリード・ツォンガ(フランス)が、同胞のピエー…
フランス・モンペリエで開催されている「南フランス・オープン」(ATP250/2月6日~12日/賞金総額48万2060ユーロ/室内ハードコート)のシングルス2回戦で、第2シードのジョーウィル フリード・ツォンガ(フランス)が、同胞のピエール ユーグ・エルベールをわずか45分しかかけずに6-1 6-2で粉砕し、準々決勝に駒を進めた。
元全豪準優勝者のツォンガは現在、世界ランク14位。ダブルス・スペシャリストのエルベールは、ダブルスは2位だが、シングルスは96位。
ツォンガが7本のサービスエースを放ち、ファーストサービスからのポイントを、試合を通して1度しか落とさずに95%の高確率で取ったことからも、ふたりが張り合える内容ではなかったことがわかる。ツォンガはエルベールのサービスを7度ブレークし、自身は一度も相手にブレークポイントを与えなかった。
準々決勝でツォンガは20歳のダニール・メドベデフ(ロシア)と対戦する。メドベデフは第8シードのフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)を6-3 6-3で下して勝ち上がった。この試合のメドベデフは、ベルダスコのサービスゲームで4度のブレークチャンスをつかみ、そのすべてをものにした。
第3シードのリシャール・ガスケ(フランス)とブノワ・ペール(フランス)もベスト8入りした。ガスケはマレク・ジャジリ(チュニジア)に対して5度のサービスブレークに成功し、7-5 6-2で勝利。一方、ペールは第5シードのフェリシアーノ・ロペス(スペイン)を6-4 7-6(5)で下した。 サービスの調子がよかったペールは14本のサービスエースを決め、ロペスのサービスゲームで16度のブレークチャンスをつかみ、そのうち2つをものにした。ペールは次のラウンドでダスティン・ブラウン(ドイツ)と対戦する。ブラウンは2回戦で第1シードのマリン・チリッチ(クロアチア)を6-4 6-4で倒している。
ガスケは準々決勝で、イリヤ・マーチェンコ(ウクライナ)を7-6(9) 7-6(2)を倒して勝ち上がった予選勝者のケニー・デ シェパー(フランス)と対戦する。 19歳のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)はアルヤズ・ベデネ(イギリス)に7-5 3-6 6-4で競り勝って準々決勝進出を決めた。彼の次の相手はジェレミー・シャルディ(フランス)。シャルディは同胞のポール アンリ・マチューを3-6 6-1 6-4で倒して勝ち上がった。 全豪オープン3回戦で、14回グランドスラム大会を制したラファエル・ナダル(スペイン)を5セットの激戦に引きずり込んだズベレフは、ベデネから10本のサービスエースを奪ったが、同時に15本のブレークポイントに直面。そのうち11本をしのいだものの、絶好調とは言えなかった。(C)AP