錦織圭(日本/日清食品)が世界ランキング6位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と激闘を演じた「ATP1000 ローマ」…

錦織圭(日本/日清食品)が世界ランキング6位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と激闘を演じた「ATP1000 ローマ」3回戦で、他にも3セットにもつれ込んでの熱闘が繰り広げられた。世界4位のドミニク・ティーム(オーストリア)は、「高度のあるマドリードの後でのローマはいつも戦いにくい」と大会前にも話していたが、3時間24分の戦いの果てに世界33位の地元選手ロレンツォ・ソネゴ(イタリア)に4-6、7-6(5)、6-7(5)で惜敗。【マッチハイライト動画】約3時間半の激闘!ナダルvsシャポバロフ「ATP1000 ローマ」3回戦【マッチハイライト動画】錦織、世界6位ズベレフに逆転負け「ATP1000 ローマ」3回戦【ドロー表】「ATP1000 ローマ」

そして世界2位、この大会の最多記録である9度の優勝を遂げているラファエル・ナダル(スペイン)は、世界14位、22歳のデニス・シャポバロフ(カナダ)との3時間27分、3-6、6-4、7-6(3)という死闘を制した。

この試合でナダルは第1セットを取られ、第2セット0-3、30-40まで追い込まれる。だがそこからナダルは、シャポバロフのバックハンドを徹底的に攻めた。試合中に両選手が走った距離はナダルが3,826メートル、シャポバロフが3,065メートルと、特に試合の前半にどれだけナダルが走らされていたかが浮き彫りになっている。

その後なんとか第2セットを取り返したナダルは、第3セットの第12ゲーム、自身のサービスゲームで、シャポバロフに2度のマッチポイントを握られるがいずれもしのぎ、タイブレークに持ち込んで逆転勝利を決める。

これでナダルは自身と同じ左打ちの選手に19連勝。ナダルが最後に左打ちの選手に敗れたのは、2017年の「ATP1000 モントリオール」で、当時18歳だったシャポバロフと初対戦した時だった。

試合後シャポバロフは、「辛い負けだけど、もちろんラファがこんなことをしたのは初めてじゃない。彼相手にマッチポイントを握って勝てなかったのは僕が最初じゃない。彼はそういうプレッシャーのかかる場面で力を発揮するんだ」と語った。

一方のナダルは言う。「3-6、0-3で負けている時、次の2ゲームは風が自分に有利な向きだから取れる、と考える。さほどうまくはいかなかったけどね。でも戦い続ける、諦めたらそれで終わりだから」

「戦うことを選んでその姿勢を変えることはない。ラケットでミスをしても頭でミスをしないように。不可能に思えても戦い続ける、それがスポーツだ。1年に1回でもこんな試合に勝てたら、すべての努力が報われる」

「ATP1000 ローマ」はベスト8が出揃い、本日第6シードのズベレフ対第2シードのナダル、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)対第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)、予選勝ち上がりの世界64位フェデリコ・デルボニス(アルゼンチン)対23歳のビッグサーバー、世界47位のライリー・オペルカ(アメリカ)、ティームを破ったソネゴ対第7シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)の、準々決勝4試合が行われる。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP500 バルセロナ」でのナダル

(Photo by Alex Caparros/Getty Images)