プロテニス選手たちは現在大会に出場するために、ホテルと会場以外の場所に出…
プロテニス選手たちは現在大会に出場するために、ホテルと会場以外の場所に出られない、数日ごとにPCR検査を受けるといったかなり厳しい規則のある「バブル生活」を送っているが、仏テニスメディアTennis Majorsや選手に送られた複数の通達によると、ATP(男子プロテニス協会)の選手たちに対する規制は、今後緩和されていくようだ。伊ニュースサイトUBI Tennisが報じている。【動画】あり得ない?コール間違いを繰り返し、ゲームの行方が逆に
「ATP250 ジュネーブ」(スイス・ジュネーブ/5月16日~5月22日/クレーコート)と「ATP250 リヨン」(フランス・リヨン/5月16日~5月22日/クレーコート)からは、4日ごとのPCR検査に代わり2日ごとの抗原検査が行われる予定で、選手たちはより自由な生活を送れるようになるという。抗原検査はPCR検査より早く結果が出るため、ツアー中の選手たちの生活の制限は軽くなる。また、選手たちが望むなら別の宿泊施設に泊まることも可能になるようだ。
今後、選手たちは以下のことが許されることになる。
・大会の指定場所以外への移動
・会場外の屋外レストランでの食事
・レストランでテイクアウト購入
・無制限の屋外での運動
・大会関係者以外との宿泊施設共用
・バブル外のホテルでの宿泊
・公共交通機関の利用
・公共プールやビーチの利用
・美容室の利用
ただし、選手たちはコンサートやナイトクラブ、公共の場での集まりやパブへ行くことはできない。
さらに、ワクチン接種が完了して14日以上経過した選手にはATPによる検査を免除したり、濃厚接触者に関する手続きを変更したりする可能性も示唆されている。しかしATPは、これらの制限の緩和はあくまで大会が開催される地域の自治体の方針に従った上で行われると念を押している。
一方WTA(女子テニス協会)は、制限の緩和により慎重な姿勢を見せている。Tennis Majorsに送ったEメールでWTAは次のように述べている。「WTAは、現在選手や大会関係者らと意見交換を行い、新型コロナウイルス予防対策の手順について見直し、現在行っている方法を修正する必要があるかどうか話し合っている。どんな変更であっても、選手やスタッフ、ファンの皆様や開催地の人々の健康や安全を脅かすことなく、世界中でツアーが継続されるように安全な環境作りを続けていけるようなバランスを考慮に入れていく」
ATPの制限緩和の報道に関し、元世界女王のシモナ・ハレプ(ルーマニア)は多くの選手がバブル生活が終わることを願っていると認めた。今年3月にもハレプは、現在選手が置かれている状況では最良の状態でのプレーができない選手もいると発言している。
「私はATPの通達を読んでいないけれど、WTAも同じようにしてほしいと思う。私達は少しだけでもリラックスすることが本当に必要なの」とハレプは「WTA1000 ローマ」の会場でコメントした。「バブルは辛い。それはいつも言ってるわね」
「でも、彼ら(WTA)はそういうことも理解している。だから、彼らの判断を待つわ。それに、各地の政府もそのルールを承認しなければならないしね」とハレプは付け加えた。
(テニスデイリー編集部)
※写真はテニスのイメージ
(Photo by Nicolò Campo/LightRocket via Getty Images)