ここ数年、怪我に苦しめられてきた元世界ランキング1位のアンディ・マレー(…

ここ数年、怪我に苦しめられてきた元世界ランキング1位のアンディ・マレー(イギリス)が、復活に向けてまた一歩前進した。10日、同い年の旧友であり世界王者のノバク・ジョコビッチ(セルビア)とローマで練習を行っている。ATP公式ウェブサイトなどの複数メディアが報じた。【実際の写真】旧交を温めるマレーとジョコビッチ【実際の動画】練習の合間に言葉を交わすマレーとジョコビッチ

2017年の「ウィンブルドン」以降、右臀部の怪我により思うようにツアーに参戦できず、一時は引退も考えていたマレーだが、複数回の手術を経て、今は5月30日から始まる「全仏オープン」出場に照準を合わせて調整を行っている。

「ATP1000 ローマ」(イタリア・ローマ/5月9日~5月16日/クレーコート)に先立ち、ローマでマレーと練習を行ったジョコビッチは、「アンディに会えてとにかく嬉しかったよ。しばらく会っていなかったから一緒に打てて楽しかった。(手術した)臀部への負担を考えるとクレーはあまり良くないけど、それでも動けていた。これまでのことを考えると、調子は良さそうだね。本人も調子はいいと言っていたし、プレーからもそれが感じ取れたよ」と話している。

「コート上でも冗談を交わしながら少し話せて、とにかく最高の気分だった。トレーニングにしろ、試合での対戦にしろ、コート上で多くの時間を共にした昔を思い出したよ」と振り返った。ジュニア時代からライバルだった二人はこれまでにATPツアーで36回対戦しており、ジョコビッチが25勝11敗とリードしている。

マレーは今年3月の「ATP500 ロッテルダム」2回戦でアンドレイ・ルブレフ(ロシア)に敗れ、続く「ATP1000 マイアミ」は欠場。マイアミ直後には痛みを覚えていたが、ジムでのトレーニングにより状態は改善したと本人は語る。ジョコビッチと汗を流す直前にはディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)とも練習していたが、「高いレベルの選手たちを相手にすると、より早くプレーを改善することができる」そう。

「ATP1000 ローマ」のシングルスには不参加ながら、ダブルスに出場していたマレー。今後は、5月16日開幕の「ATP250 ジュネーブ」または17日スタートの「ATP250 リヨン」にワイルドカード(主催者推薦枠)で出場することを目指している。「全仏オープン」では本戦出場のワイルドカードがもらえるか分からないため、予選にエントリーしている。

マレーが完全復活を遂げ、ジョコビッチとの熱い戦いがまた見られる日を期待したい。

(テニスデイリー編集部)

※写真はローマで共に練習するマレー(右)とジョコビッチ(左)

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)