3月に開幕する第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けて、米東部時間8日午後6時(日本時間9日午前8時)に各国の最終メンバーが発表された。米国、ドミニカ共和国、ベネズエラ、プエルトリコがスター選手を揃えるなど、メジャーリーガ…

3月に開幕する第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けて、米東部時間8日午後6時(日本時間9日午前8時)に各国の最終メンバーが発表された。米国、ドミニカ共和国、ベネズエラ、プエルトリコがスター選手を揃えるなど、メジャーリーガーが多数出場。タイガースから最多の15人が出場するとMLB公式サイトが伝えている。

■1球団から15人出場は史上2番目の記録、ヤンキースからも10人が出場

 3月に開幕する第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けて、米東部時間8日午後6時(日本時間9日午前8時)に各国の最終メンバーが発表された。米国、ドミニカ共和国、ベネズエラ、プエルトリコがスター選手を揃えるなど、メジャーリーガーが多数出場。タイガースから最多の15人が出場するとMLB公式サイトが伝えている。

 記事によると、今回のWBCに選手を多く派遣しているMLB球団は以下の通りとなっている。

◯15人 タイガース
◯13人 メッツ
◯11人 カージナルス、インディアンス、マリナーズ、ロイヤルズ
◯10人 ブルージェイズ、ブレーブス、ドジャース、フィリーズ、ツインズ、ヤンキース

 ただ、記事によると、タイガースの15人は大会史上最多ではなく、2009年のWBCにはメッツから16人が出場したという。15人はこれに次ぐ記録だ。

 もっとも、メジャー登録の40人枠に入っている選手に絞ると、ランキングは変動してくる。最も多いのはメッツで、ジュウリス・ファミリア投手、ホセ・レイエス内野手、ハンセル・ロブレス投手がドミニカ代表に選出。さらに、タイ・ケリー内野手がイスラエル、ガビン・セッチー二内野手、ブランドン・ニモ外野手がイタリア、セス・ルーゴ投手、レネ・リベラ捕手、T・J・リベラ内野手がプエルトリコで出場する。

■ジャイアンツは最少人数も主力が出場へ

 タイガースはミゲル・カブレラ内野手、ビクター・マルティネス内野手がベネズエラ代表、イアン・キンスラー内野手が米国代表に。マーリンズはジャンカルロ・スタントン外野手、クリスチャン・イエリッチ外野手、A・J・エリスが米国代表、マーティン・プラド内野手がベネズエラ代表、エディソン・ボルケス投手がドミニカ共和国代表に入るなど、7選手が出場する。

 また、ジャイアンツは40人枠の選手ではエンゼルス、レッズと並んで最も少ない3選手の出場となったが、ドミニカ共和国のエースとして期待されるジョニー・クエト投手、米国代表のレギュラー候補となるバスター・ポージー捕手、ブランドン・クロフォード内野手という主力3人が名を連ねた。

 メジャーリーガーがシーズン開幕前にチームを離れ、母国のためにプライドをかけて戦うだけに、熱い戦いが期待できそう。NPB所属選手主体で臨む侍ジャパンが、これらの強豪国とどのような戦いを演じるのかも注目が集まる。