12年世界選手権銀のレオノワ氏がトルソワについて言及 フィギュアスケートのアレクサンドラ・トルソワは、昨年5月から指導を受けていたトリノ五輪金メダリスト、エフゲニー・プルシェンコ氏のもとを離れ、エテリ・トゥトベリーゼ氏に再び師事することにな…

12年世界選手権銀のレオノワ氏がトルソワについて言及

 フィギュアスケートのアレクサンドラ・トルソワは、昨年5月から指導を受けていたトリノ五輪金メダリスト、エフゲニー・プルシェンコ氏のもとを離れ、エテリ・トゥトベリーゼ氏に再び師事することになった。2012年世界選手権銀メダリストのアリョーナ・レオノワ氏(いずれもロシア)は、この再移籍について「正直に言えば、状況は不思議です」などと語ったという。母国メディアが報じている。

 トルソワは昨年5月、エテリ・トゥトベリーゼ氏のもとから電撃移籍。プルシェンコ氏に師事することになり、今季は3月に行われた世界選手権ではフリーで5本の4回転ジャンプに挑むなど、3位に入っていた。しかし、約1年でトゥトベリーゼ氏のもとへ再移籍。プルシェンコ氏はインスタグラムで「私達は契約を延長しませんでした」などと報告していた。

 ロシアのスポーツ紙「スポルトエクスプレス」は「レオノワがトルソワのトゥトベリーゼ氏のもとへの復帰を不思議だと言った」との見出しで記事を掲載。トルソワの“出戻り”について語ったレオノワ氏の言葉を掲載している。

 レオノワ氏は、世界選手権後にトルソワが母国メディアに対して「今のところ何も変えようとは思いません、すべてが私を満足させています。五輪シーズンもプルシェンコ氏のところに残ります」と語っていたことから、次のようにコメントしている。

今後の飛躍は「彼女の精神状態にかかっている」

「正直に言えば、世界選手権後のサーシャ本人のコメントを考慮すると状況は不思議です」「それが誰の決断なのかは知りません、両親かサーシャか。どんな場合でも、彼女たちはトゥトベリーゼ氏のグループでの結果の方が良かったというのが分かりました。おそらく、環境もトゥトベリーゼ氏のところの方がいいのでしょう」

 世界選手権では果敢に4回転ジャンプを跳んだトルソワ。レオノワ氏は「サーシャは才能のあるスケーターです」と実力を認め、ジュニア時代と現在のジャンプを比較。「そこ(ジュニア時代)で彼女はためらっていませんでした。すべては彼女の精神状態にかかっています。今、サーシャは責任を感じています。無意識に何かが重圧を与えています」と推測した。

「もしかして、大会の気分になるのを学ぶために少し心理学者とトレーニングし、頭の中で何かを変える必要があるのかもしれません。トゥトベリーゼ氏のところにはこれにおいて彼女を助けることができるスペシャリストがとても多くいます。彼女のすべてがうまくいくことを期待しています」ともレオノワ氏は期待している。(THE ANSWER編集部)