FCバルセロナは8日、ラ・リーガ・サンタンデール第35節の一戦でカンプノウにアトレティコ・マドリーを迎えた。 2020/…
FCバルセロナは8日、ラ・リーガ・サンタンデール第35節の一戦でカンプノウにアトレティコ・マドリーを迎えた。
2020/21シーズンのタイトルの行方を大きく左右する首位と3位の決戦は、予想通り緊張感のある堅い試合となった。
グラナダ戦で審判に侮辱的な発言をしたとしてベンチ入り禁止の処分を受けているロナルド・クーマンは、お馴染みとなった3-1-4-2で送り出した。対するディエゴ・シメオネ監督も同じく3-1-4-2のシステムでミラーゲームを展開。素早いトランジションで上回ったアウェイチームが積極的な入りを見せた。
立ち上がりからシュートを放つなど良い入りを見せたアトレティコだったが、13分にトマ・レマルが左太腿裏を痛めてサウール・ニゲスと交代するアクシデントが発生した。
シメオネのプランは狂ったものの、最初の決定機はアトレティコ。19分、コケのサイドチェンジを受けたサウールとマリオ・エルモソの関係で左サイドを攻略。エルモソのクロスにアンヘル・コレアが飛び込んだが、ラングレが辛うじてシュートをブロックしてコーナーに逃れた。
コンパクトな陣形を敷いて囲い込みも早いアトレティコを前に、バルサはハーフスペースでボールを引き出すことができず、厚みのある攻撃に転じられない。すると31分、今度はバルサにアクシデント。直前のプレーでステファン・サヴィッチと衝突したブスケツが鼻から出血。一度はピッチに戻ったものの、脳震盪の兆候が見られてプレー続行不可となり、イライシュ・モリバと交代した。デ・ヨングがピボーテに入り、モリバがインテリオールに配置された。
この交代でバタついたバルサは34分に決定機を許す。右サイドからヤニック・カラスコの突破を許し、ボックス内でマルコス・ジョレンテがフリーでシュート。左足でのシュートが枠を捉えたが、テア・シュテーゲンが反応して弾き出した。
ここまでシュートのなかったバルサは、41分にメッシの単独突破から初めてチャンスを作り出した。右サイドからドリブルを仕掛けたメッシは、DF5、6人をドリブルで置き去りにしてシュート。鋭い弾道のシュートがゴール右隅に飛んだが、ヤン・オブラクが指先で触ってコースを変えた。前半はこのまま終了。ポゼッションこそバルサが上回るも、アトレティコのペースで45分を終えた。
勝たなければならないバルサだが、後半に入っても展開は変わらず。反対にアトレティコがポゼッションを高めてボールを保持する時間を増やした。
バルサはメッシの単騎突破で相手のイエローカードを誘発するも、そのあとが続かず。セットプレー崩れからピケがヘディングシュートでゴールに迫るのもオブラクの正面に飛んだ。
75分からペドリとセルジーニョ・デストに代えてウスマン・デンベレとセルジ・ロベルトを投入。勝ち越しに向けてバルサはギアを上げるが、アトレティコは徐々に重心を後ろに下げて引き分けでも構わないという姿勢を見せ始める。
84分にはボックスの幅を使った見事な崩しからデンベレが決定機を迎えたが、ヘディングシュートは枠を捉えられず。90分のメッシの直接FKは、わずか左に外れた。
逆転優勝には勝ち点3が欲しかったバルサだが、1点が遠くスコアレスドローで試合終了。明日、4位セビージャとの試合を控えるレアル・マドリーを抜いて暫定2位に浮上するもアトレティコとの勝ち点差は2で変わらず、残り3試合での逆転を狙う。