大胆シフトの盲点をつき、一塁から一気に生還 米大リーグ、ヤンキースが好走塁でもぎ取った得点が「めっちゃ面白い」と話題だ。…
大胆シフトの盲点をつき、一塁から一気に生還
米大リーグ、ヤンキースが好走塁でもぎ取った得点が「めっちゃ面白い」と話題だ。6日(日本時間7日)のアストロズ戦。一塁走者がなんと内野安打で一気に生還。なぜこんなことが起きたのか――。ヤンキースが公式ツイッターで実際の動画を公開。米メディアからも「素晴らしい生還」「天才的」などと注目を浴びせている。
2点を追う8回1死一塁で打席には左のアーロン・ヒックス。アストロズは一、二塁間に3人を配置する大胆なシフトを敷いていた。ヒックスの鋭い打球は二塁ベースやや右寄りに飛ぶ。これを遊撃のカルロス・コレアが弾いた。ここからだ。
一塁走者のグレイバー・トーレスはこの打球を見て、二塁を蹴って三塁へ向かう。アストロズは三塁手のアレックス・ブレグマンが二塁付近にいたため、三塁ベースががら空きだったのだ。混乱するアストロズ守備陣。慌てて捕手のマーティン・マルドナドが三塁へカバーに向かったが、すると今度はホームが空いた。トーレスは見逃さない。三塁ベースを蹴って一気に本塁を陥れた。
どこへもボールを送れず、呆然とするアストロズ守備陣。一方のトーレスはシフトの盲点をついた格好になった。
米ファン仰天「今までの中で最も奇妙なプレー」
この走塁について、米紙「USAトゥデー」のスポーツ専門サイト「フォー・ザ・ウィン」では「ボールは内野にずっとあるのにアストロズのシフトによって、グレイバー・トーレスが一塁から素晴らしい生還を果たした」と題した記事でレポート。「笑えるものであると同時に天才的なものだ」とトーレスを称えている。
またヤンキースは公式ツイッターで実際の映像を公開。これに米ファンからは「めっちゃ面白い」「なんて走塁だ」「ゲームの世界が現実に」「今までの中で最も奇妙なプレー」「シフトの盲点」「ピッチャーは見ているだけだったか」「ワイルドなプレーだ」「今まで見たことない」などと驚きの声が上がっている。
このプレーで1点差に迫ったヤンキースだったが、9回に突き放され4-7で敗れている。(THE ANSWER編集部)