国内メジャー初戦・ワールドレディスサロンパスカップ第2日 女子ゴルフの2021年国内メジャー初戦・ワールドレディスサロンパスカップが7日、茨城GC東C(6630ヤード、パー72)で第2日が行われた。前週優勝した上田桃子(ZOZO)は1イーグ…

国内メジャー初戦・ワールドレディスサロンパスカップ第2日

 女子ゴルフの2021年国内メジャー初戦・ワールドレディスサロンパスカップが7日、茨城GC東C(6630ヤード、パー72)で第2日が行われた。前週優勝した上田桃子(ZOZO)は1イーグル、7バーディー、2ボギーの大会コースレコードタイ65で回って通算8アンダー。14番では直接カップインする“スーパーイーグル”を奪い、ホールアウト時点で15位から暫定2位に浮上した。

 上田がミラクルショットを披露した。14番パー4だ。残り135ヤードのフェアウェーから9アイアンで放った第2打は、グリーンでバウンドすることなく直接カップイン。「ガシャン!」と音を響かせた。驚いたような表情を浮かべ、キャディーや同組の鈴木愛らとハイタッチ。1打差2位に浮上し、こう振り返った。

「思った通りの球。先週、(直接入れてホールインワンした)原英莉花ちゃんの前の組でガシャンと聞こえていた。打った感触もよくて、入った感じもよかった。スカッとしましたね。普通はカップの縁に跡がつくけど、それもないくらいの状態。本当に直接入った。『これがダンクショットか』という感じでした。先週の英莉花ちゃんが気持ちよさそうだと思っていたので、それをできたんだと思えました」

 茨城GC東Cでの「65」はこの日の高橋彩華、15年のイ・ボミ、16年のレキシー・トンプソンに並ぶ大会記録。「こんなにいいスコアで回れると思っていなかった。昨日よりグリーンも止まっていて攻めていけるホールがあった。良いゴルフだったと思う。一緒の組の鈴木愛ちゃん、ペ・ソンウちゃんが凄く良いゴルフをしていて、その流れに食らいついていく意識。高い集中力で回れて、終わってからこのスコアだったんだという感じです」と話した。

 前週は2019年のヨネックスレディス以来693日ぶりの優勝。USLPGA資格で出場した11年ミズノクラシックを含む通算16勝目だった。34歳でも若手に負けじと奮闘しているが、実はメジャーは未勝利。「一緒に回っている鈴木愛ちゃんも凄く淡々とゴルフをしていて、強い選手はこういう感じでメジャーを戦うんだと思いました。コースが難しいので、私も結果よりもやるべきことに集中している」と年下の賞金女王からも吸収している。

 勝負の決勝ラウンド。残り2日間へ「気持ちは冷静に、自分のゴルフスタイルはアグレッシブにいければ。ミスをなくして尻上がりによくなるようにできれば」と集中した。(THE ANSWER編集部)