静岡国際、関西インカレ女王の壹岐あいこが200mV 東京五輪まで約3か月となった中、陸上の静岡国際が3日、静岡・エコパスタジアムで行われた。女子200メートルでは壹岐あいこ(立命大3年)が23秒71(追い風0.2メートル)で優勝した。 第7…

静岡国際、関西インカレ女王の壹岐あいこが200mV

 東京五輪まで約3か月となった中、陸上の静岡国際が3日、静岡・エコパスタジアムで行われた。女子200メートルでは壹岐あいこ(立命大3年)が23秒71(追い風0.2メートル)で優勝した。

 第7レーンの壹岐は、コーナーを終えたところで先頭に並ぶと、直線で引き離してフィニッシュした。ゴール後は優勝者に贈られる花束を受け取り「100メートルの通過付近が凄く良かった。凄いスピードに乗っている感じがしました。スピードに乗って持ち味の後半に繋げられた。今日は前半から流れに乗って、持ち味の後半の走りを生かすことができたと思います」と笑顔を咲かせた。

 昨年は100メートルで自己ベスト11秒62をマーク。関西インカレで優勝し、日本インカレ2位に入った実績を持つ。この日はインターハイ決勝の自己ベスト23秒78を更新し「去年100メートルの自己ベストを更新できたので、大学の間で23秒78を更新できるかもしれないと思っていた。200メートルが悪い時は100メートルの通過が凄く悪い。100メートルでスピードがついたのは凄く自信になります」と説明。昨年と同様に1次加速と2次加速を意識して練習した努力が繋がった。

「大学1年生の時はギャップもあって辛くて陸上を辞めたい時もあった。みんな良い時期だけじゃない。苦しい時を乗り越えて自己ベストを出す先輩たちを見ていた。応援してくれる人もいたし、私も諦めずに頑張りたいなと。それをモチベーションに頑張っていました」

 4月29日の織田記念国際と今大会は世界リレー(ポーランド)に出場中の実力者がいなかった。女子400メートルリレーは東京五輪出場が確実に。壹岐は「刺激を受けるし、私も将来日本代表に選ばれるように頑張りたい」と成長を誓った。(THE ANSWER編集部)