パナソニックオープンレディース最終日 女子ゴルフの国内ツアー・パナソニックオープンレディースは2日、千葉・浜野GC(6638ヤード、パー72)で最終日が行われた。2打差の2位から出た上田桃子(ZOZO)が1ボギーの73をマーク。通算5アンダ…

パナソニックオープンレディース最終日

 女子ゴルフの国内ツアー・パナソニックオープンレディースは2日、千葉・浜野GC(6638ヤード、パー72)で最終日が行われた。2打差の2位から出た上田桃子(ZOZO)が1ボギーの73をマーク。通算5アンダーで並んだ大里桃子(伊藤園)とのプレーオフ(PO)を制した。大里は同じ熊本出身で同名の先輩との一騎打ちに敗れたが、「すごく楽しかった」と振り返った。

 9番パー3で行われたプレーオフ。ともに1ホール目パーで迎えた2ホール目で大里はティーショットを右に曲げバンカーへ入れた。リカバリーも寄せきれずボギー。上田がパーをセーブし、3年ぶりの優勝を逃した。

 ホールアウト後の会見では「プロで初のプレーオフを熊本の大先輩の桃子さんとできるのは、一生に一度あるかないかだと思う。凄く楽しかったです」とサバサバと振り返った。

 2打差の2位からのスタート。大里は「上位にいる選手たちがいつも上位にくる選手ばかりで、あまり自分に期待せずにできることやっていけばいいかなと」と無欲で臨んだ。そんな中でも前半で2バーディーを奪い、後半も強風の中で我慢した。「立っていられないくらいの風もたまに吹く中で、パープレーくらいでまわれたら最高だった。よく耐えられたなと」と振り返った。

 同じ桃子で同郷。22歳の大里にとって、上田はゴルフを始めたころからの憧れの存在だった。POでの先輩の姿に「打っちゃいけないところには外さない。自分の足りないところ魅せられた。もっと頑張ろうと思いました」と脱帽だった。(THE ANSWER編集部)