明治安田生命J1リーグ第12節、サガン鳥栖vs徳島ヴォルティスが1日に駅前不動産スタジアムで行われ、2-0で鳥栖が勝利し…

明治安田生命J1リーグ第12節、サガン鳥栖vs徳島ヴォルティスが1日に駅前不動産スタジアムで行われ、2-0で鳥栖が勝利した。

2連勝中で暫定4位の鳥栖と、2連敗で11位の徳島の対戦。前節はFC東京から2点を挙げ、逃げ切り勝利を収めた鳥栖は、その試合からスタメンを1人変更。酒井に代わり、山下が入った。対する徳島は、前節は柏レイソルに5-1で大敗。そこから5人のスタメン変更を施して3試合ぶりの白星を目指す。

序盤は互いに中盤での精彩を欠き、なかなかシュートまで運べない時間が続く。先にチャンスを迎えたのはホームの鳥栖。31分、仙頭の縦パスを受けた山下がボックス左でコントロールしシュートに繋げたが、枠を捉えることはできなかった。

その山下は39分にも右サイドから入ったクロスをボックス中央で収めてシュートへ。こちらも決定的なシーンだったが、相手に当たって左に逸れた。

一方、ここまでシュート1本に留まっているアウェイ徳島も44分、ボックス手前のボール奪取からボックス中央の宮代にボールが渡ると、シザーズで相手を躱してシュートへ。しかし、惜しくも枠の左上に外れた。

終盤に白熱した前半戦の勢いのまま後半へ向かうと、55分に均衡が破れる。敵陣中央でボールを奪った鳥栖は素早く攻撃に切り替え、樋口から山下へ。ボックス手前左でボールを持った山下は迷わず右足を振り抜くと、相手の岩尾に当たってゴールイン。コースが変わったことで、GK上福元の逆を突く形でゴールが決まった。

先制したホ-ムチームはさらに75分、樋口が右足で上げた右CKを徳島DF田向がクリアし損ねると、こぼれ球に反応した仙頭がシュート。これはGKに阻まれてしまうものの、その跳ね返りが仙頭に当たり追加点。これがJ1初ゴールとなった。

2点リードで後半アディショナルタイムに突入し、勝利が濃厚となった鳥栖はJ1デビューとなるドゥンガを投入。そしてこのまま逃げ切り3連勝。3試合ぶりのクリーンシートで3位の座を守っている。

サガン鳥栖 2-0 徳島ヴォルティス

【鳥栖】

山下敬大(後10)

仙頭啓矢(後30)