スルツカヤ氏がロシアメディアのインタビューで言及 3月に行われたフィギュアスケートの世界選手権で、ロシアのエリザベータ・トゥクタミシェワが合計220.46点を獲得し、2位となった。五輪でメダルを2度獲得している母国のレジェンド、イリーナ・ス…

スルツカヤ氏がロシアメディアのインタビューで言及

 3月に行われたフィギュアスケートの世界選手権で、ロシアのエリザベータ・トゥクタミシェワが合計220.46点を獲得し、2位となった。五輪でメダルを2度獲得している母国のレジェンド、イリーナ・スルツカヤ氏は24歳について「単に稀有な人物ではない」「彼女はメガプロフェッショナル」などと称賛しているようだ。地元メディアが報じている。

 世界選手権2度の優勝を誇るスルツカヤ氏のインタビューを掲載したのは、ロシアメディア「sportrg.ru」だった。まず、今季のロシア代表について問われた同氏は「シーズンは難しいものとなりました。選手がコンディションを落とさないように何が何でも大会を開催し続けた我々の協会に『ありがとう』と言わないといけません」と返答している。

 世界選手権では、女子シングルでロシア勢が表彰台を独占。スルツカヤ氏は「世界選手権でライバルに対して優位性があるのは明らかでした。我々は必要な時に必要な場所ですべてのメダルを持ち帰りました。それは国にとって大きな誇りです」と評価している。

 中でも、ベテランとされる年齢で2位に入ったトゥクタミシェワを特に称賛。「リーザは現代の大幅に若返りした女子フィギュアの稀有な人物ですか?」と問われると、こう回答している。

24歳のトゥクタミシェワは「恐れないし、気後れしない」

「ただ単に稀有な人物ではありません、彼女はプロフェッショナルなアスリートの模範です。トゥクタミシェワは、残念ながら、長い年月を逸しました。彼女は欧州選手権や世界選手権で演技していませんでした。しかしその間、リーザは戦い続け、よりよい結果を信じ続けていました」

 24歳のトゥクタミシェワについて、スルツカヤ氏は「彼女を“年輩の女性”と言うのはとても難しいです。彼女は若い女性ですが、現代のフィギュアスケートの基準からすると『ベテラン』です。今では16、17歳で少女たちが演技するのを終えています。彼女はメガプロフェッショナルです。彼女は恐れませんし、気後れしません」と称賛している。

 22年には北京五輪が予定されているが、同氏は「私は個人的に、リーザがこの状態を維持して五輪に出場し、立派な演技を見せることを望みたいです」と五輪出場を後押し。「きっとロシア女子では、他の国より競争が4倍激しいでしょう。世界選手権の結果を見ると、我々の女子スケーターたちがいて、とても大きな隔たりがあって、その次に残りのすべてのスケーターがいます。まさに今が勝つときです」とも語っている。(THE ANSWER編集部)