地元メディアがファンとのやり取りを報道「イラつかせた」 ボクシングのWBO世界バンタム級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)が海外ファンとSNS上で“舌戦”を繰り広げたと、地元メディアが報じている。WBAスーパー&IBF同級王者・井上尚…

地元メディアがファンとのやり取りを報道「イラつかせた」

 ボクシングのWBO世界バンタム級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)が海外ファンとSNS上で“舌戦”を繰り広げたと、地元メディアが報じている。WBAスーパー&IBF同級王者・井上尚弥(大橋)らに対する挑発行為は、注目を集めるためにやっている“釣り”だと指摘されたカシメロが「バンタム級ではどんなヤツも丸呑みにしてやる」と豪語したことなどが伝えられている。

「カシメロがファンにジャブを打ち返す。俺を以前倒したヤツは今や12ラウンド持たない」との見出しで記事を掲載したのは、フィリピンメディア「インクワイラー」だった。

 記事では「ジョンリエル・カシメロはしばし、対戦相手のボクサーに大口や生意気な発言を放つが、今度はファンと舌戦を交えることになった」と、海外のボクシングファンと見られるロブ・リナルディさんとツイッター上でかわしたやり取りを紹介している。

 リナルディさんは、カシメロが2011年3月にIBF世界フライ級王者モルティ・ムザラネ(南アフリカ)と対戦した際、自らレフリーに白旗を上げるような素振りを見せた動画をツイッターで紹介。文面で「カシメロのような振る舞いをした人間がイノウエに挑戦しているということを考えるにつけ、ほとんどが(世間の注目を集めるための)釣りだと思う」と鋭く指摘したという。

 同メディアによると、カシメロはこれに反応。ファンの指摘を引用する形で、「かつてオレを倒したヤツらをオレの前に全員並べてみろ、ヤツらは12ラウンド持たないだろう。バンタム級ではどんなヤツも丸呑みにしてやる。自宅をオレの負けに賭けてみろ。最高の寄付になるだろう」とツイートしたという。

 記事では「これは明らかにカシメロをイラつかせ、リナルディに応答せざるを得なかった」と記載。挑発的な発言を繰り返すカシメロだが、ファンとのやり取りが注目されていた。(THE ANSWER編集部)