織田記念国際 東京五輪まで約3か月となった中、陸上・織田記念国際が29日にエディオンスタジアム広島で行われ、男子110メートル障害決勝では金井大旺(ミズノ)が13秒16(追い風1.7メートル)の日本記録で優勝した。気温15度前後の肌寒い気候…

織田記念国際

 東京五輪まで約3か月となった中、陸上・織田記念国際が29日にエディオンスタジアム広島で行われ、男子110メートル障害決勝では金井大旺(ミズノ)が13秒16(追い風1.7メートル)の日本記録で優勝した。気温15度前後の肌寒い気候となった中、力を出しきった。

 金井が日本記録を打ち立てた。自信を持つスタート直後から体一つ抜け出すと、徐々に後続を引き離して加速。最後までスピードを緩めることなくフィニッシュした。13秒16の日本記録。有観客の会場からは拍手が降り注いだ。

 従来の日本記録は同じく東京五輪出場を狙う高山峻野(ゼンリン)の13秒25。金井はレース後のインタビューで「ちょっと想像以上に記録が出てしまった。予想外の記録でした」とコメント。「ちょっと予選でスタートがダメで、そこを修正しようという気持ちで臨みました。インターバルの刻みができていたので良かったと思います」と振り返った。

 東京五輪イヤーで叩き出した好記録。五輪後は歯医者の道に進む見通し。「競技人生のラストシーズン、悔いのないように出し切って、東京五輪へ向けて頑張りたいと思います」と胸を張って語った。(THE ANSWER編集部)