織田記念国際 東京五輪まで約3か月となった中、陸上・織田記念国際が29日にエディオンスタジアム広島で行われ、女子100メートル障害決勝では寺田明日香(ジャパンクリエイト)が12秒96(追い風1.6メートル)の日本記録で優勝した。気温15度前…

織田記念国際

 東京五輪まで約3か月となった中、陸上・織田記念国際が29日にエディオンスタジアム広島で行われ、女子100メートル障害決勝では寺田明日香(ジャパンクリエイト)が12秒96(追い風1.6メートル)の日本記録で優勝した。気温15度前後の肌寒い気候となった中で快走。ママさんランナーとして活躍する31歳はレース直後に一人娘・果緒ちゃんと記念写真に納まった。

 寺田が五輪イヤーに最高のタイムを叩き出した。自身が2019年9月に出した従来の日本記録を0秒01更新。正式タイムが表示されると、言葉にならない叫び声を上げながら両手を突き上げて喜んだ。

 インタビューでは、「0.01でも自己ベストを更新できたのは嬉しかったです」とコメント。「最近は室内陸上で足を痛めて不安もあったのですが、走りの調子はよくなってきていた。予選は天候が悪くて体が動かなくなったが、決勝は晴れてきて、できることをやれたらと思っていた」と振り返った。

 記念写真では「おいで! 早く!」とスタンドから見守っていた果緒ちゃんを呼び寄せた。直前には、男子110メートル障害の金井大旺(ミズノ)が13秒16(追い風1.7メートル)の日本記録で優勝。男女障害で快挙となった。(THE ANSWER編集部)