トゥトベリーゼ氏のアイスショーで「3回転アクセル復活させた」 フィギュアスケートの2019年グランプリ(GP)ファイナル女王アリョーナ・コストルナヤ(ロシア)が復活の兆しを見せている。エテリ・トゥトベリーゼコーチの下へ復帰した17歳は同氏の…

トゥトベリーゼ氏のアイスショーで「3回転アクセル復活させた」

 フィギュアスケートの2019年グランプリ(GP)ファイナル女王アリョーナ・コストルナヤ(ロシア)が復活の兆しを見せている。エテリ・トゥトベリーゼコーチの下へ復帰した17歳は同氏のアイスショーで3回転アクセルを跳んだという。今季は不調に苦しんでいたが、現地の識者は「五輪に行くチャンス」と太鼓判を押している。現地メディアが報じている。

 コストルナヤが美しさと力強さを取り戻しつつあるようだ。欧州衛星放送局「ユーロスポーツ」ロシア版は「アリョーナ・コストルナヤがトゥトベリーゼ氏のもとへ戻った後、3回転アクセルを復活させた」と題した記事では、同氏のアイスショー「Champions on ice」で代名詞の3回転アクセルを跳んだことを伝えている。

 エフゲニー・プルシェンコ氏の下から電撃“出戻り”したコストルナヤ。「このウルトラCエレメンツの復活は、彼女がプルシェンコ氏のところからトゥトベリーゼ氏のグループに戻った後の試用期間の条件のうちのひとつで、彼女はその課題をやってのけた」と伝えている。3回転アクセルを跳ぶことが“正式復帰”の条件だったという。

 またこれを受け、同メディア「championat.com」ではアイスダンスの五輪女王、ナタリア・ベステミアノワ氏がコストルナヤについて話したコメントを紹介している。

「コストルナヤが3回転アクセルを取り戻すのをみんなが長い間待っていたんです。でもこれに関して彼女は少し遅れていました。もし彼女がより早くこのジャンプを取り戻していたら、違う状況になっていたでしょう。再び彼女に五輪に行くチャンスが出てきたと感じています」

 新型コロナウイルス感染の影響もあり、2020-21シーズンは不振だったコストルナヤ。2月のロシア杯ファイナルでは3回転アクセルも不調で6位に終わった。名コーチの下に戻り、来年の北京五輪へ向けてきっかけを掴みつつあるようだ。(THE ANSWER編集部)