横浜F・マリノスのキャプテンとして3シーズン目を迎え、これまでは3人体制だった中で、2021シーズンは初の単独キャプテン…
横浜F・マリノスのキャプテンとして3シーズン目を迎え、これまでは3人体制だった中で、2021シーズンは初の単独キャプテンとなった喜田拓也。今シーズンもチームを支える活躍が期待されている。
小学生の頃から横浜FMのアカデミーで育ち、ここまで一筋でプレーしている喜田。新たな“相棒”とともに、愛する横浜FMを高みに導くための決意を語ってくれた。
◆「マリノスの価値をより上げていきたい」
ー2019年は明治安田生命J1リーグで王者に輝いて臨んだ2020シーズンは、今までに体験したことのないシーズンとなりました
「昨シーズンは色々な気づきが得られたシーズンだなと思っています。たくさんの悔しい気持ちをさせられましたし、色々な景色が見えた中で思うのは、昨シーズンをただの悔しい1シーズンで終わらせないことが大事だと思います」
「それが今シーズンに繋がっている部分もありますし、まだまだ始まったばかりですけど、長いシーズンを通して、これまでもそうですけど、昨年得た悔しい思いや経験をぶつけられれば、必ず良い結果が得られると思います」
「そういったところで、ただの悔しい1シーズンだったで終わらせないように、今いるみんなでハードワークして頑張っています。プレーや結果で、マリノスの価値をみんなで示して行きたいなと思っています」
ー昨シーズンはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)にも出場し、クラブとして初めて決勝トーナメントに進みました。敗退後のコメントは非常に重みのあるものでしたが、改めてアジアでの経験を振り返ってください
「ACLという舞台は率直に素晴らしいものだなと感じました。ただそこで、行っただけじゃなく、結果を残すことが一番大事。マリノスの歴史上は決勝トーナメントに行ったことがなかったので、決勝トーナメントまで進むことはできて歴史を変えることはできましたけど、その先というものは自分たちの力不足で掴めませんでした」
「そこはまた出直してこいということだと思うので、僕自身としてはマリノスの歴史や、今いるチームでは在籍年数も長くなってきていますけど、ただいるだけでは意味ないですし、クラブへの思いというものは当然特別なものを持っていますが、それを示せなければ何も意味はないです」
「マリノスの価値をより上げていきたい気持ちは当然あります。また、裏を返せば僕1人のチームではないですし、サッカーは1人ではできないです。マリノスの価値を上げていくにはみんなの力が必要なので、そういったところは素晴らしい選手、スタッフ、クラブの人も揃っているので、ここでマリノスの価値を上げていくしかないですし、そういった気持ちで今シーズンは望んでいるので、結果で示していきたいなと思っています」
◆「コパを履いて頑張りたい」
2020シーズンで経験したこと、そして心に刻んだものを示したい2021シーズン。決意を新たにしたシーズン、喜田は新たな“相棒”を手にして戦うことになる。
それはアディダスが発表した新スパイク『COPA SENSE(コパ センス)』だ。これまでにも存在した『COPA(コパ)』を全面リーニューアルした『コパ センス』。「優雅なタッチで、魅せつけろ。」というコピーがついているスパイクだが、喜田は自分を支えるスパイクについても語った。
ー『コパ センス』を履いた感触や手応えはいかがですか
「ボールタッチのところは凄く良い感触がありますし、パスだったりトラップだったりのところで、非常に相性の良い感覚もあります」
「履いた時にも良い感触はありましたし、そういったところで練習や試合に臨むにあたって1つモチベーションを上げてくれるものでもあるので、非常に大切なスパイクだなと思っています」
ー喜田選手にとってボールタッチの重要度は高いですか
「ポジション柄もそうですけど、ボールを触る回数も多いですし、パスやコントロールは非常に重要なポジションでもあるので、そういったところは大切にやってきています」
「そういった部分で、スパイクの役割も当然大きいですし、自分の能力や力を引き出してくれるものでもあるので、練習からパスやコントロールを意識してやっています」
「パスやコントロールなどのボールタッチで力を発揮してくれるものでもあるので、日々の練習の積み重ねで能力をまだまだ向上させていけるものだと思います。これからもコパと共に頑張っていければと思います」
ースパイクは履いていくことでフィット感も増すと思いますが、スパイクの特性はプレーに影響を与えますか
「スパイクはダイレクトに影響を与えるものだと思うので、言ってしまえば“相棒”みたいなもので、自分のプレーの力を引き出してくれますし、直接的に関わるものなので、やはり自分でも大切にする気持ちはあります。また、一緒になって成長するための大切なアイテムでもあります」
「そういったところで、コパだと僕が大切にしているパスやコントロールでの力を引き出してくれるので、良い感覚もありますし、自分次第でもっと成長していけると思うので、その気持ちはこれからももっと大切にしていきたいと思います」
ー今回の『コパ センス』は、「センスポッド」という足首へのフィット感をより高めている工夫もされています
「歴代のコパも履かせてもらっているんですが、フィット感というところでは良いですし、履けば履くほど馴染んでいくという感覚もあります。タッチの感覚も研ぎ澄まされていきますし、何より足に馴染んでいく感じがあって、自分仕様になっていく感じがあるので、ずっと履かせてもらっています」
ースパイクの特徴でこだわりはありますか?
「大切にしているのはフィット感と、足への負担が少ないものが、嬉しいです。軽さもそうですし、履いた時や、走った時の感覚というのもあります」
ー実際に新しいスパイクを履いて、どれぐらいでフィットするものでしょうか?
「コパは結構履いてすぐに良い感覚になるというのが自分の中にあって、もちろん何回も履けばよりフィットしていくと思うんですが、革のなじみとか含めて。最初からそこまで足に負担がないのは凄く大きいです」
「今試合で履いているスパイクは、2、3回履けば仕上がる感じでいます。感覚的にはそれぐらいですね」
ー新しい『コパ センス』を初めて履いた時の感触はいかがでしたか?
「多少型が変わっているというのがあると思うので、一番最初に履いたタッチの感覚は多少ありましたけど、それはマイナスな違いではなくて、よりキックやコントロールというところを引き出してくれる感じもありました」
「良さはそれぞれあるというか、より進化したコパになったと思うので、そういったスパイクを履いて、自分が魅せることで、より説得力を持たせられると思うので、僕自身の能力もしっかり上げていけるように、コパを履いて頑張りたいという気持ちです」
◆「最後にはみんなで良い景色を見たい」
新たなスパイク『コパ センス』を手にして戦う喜田。横浜FMは、開幕戦でこそ敗れたものの、その後は無敗を継続している。
チームとして、やはり一番上に立つことが目標となる今シーズン。キャプテンとして、ここまでの戦いぶり、そしてこの難しい状況下でもチームを支えてくれるファン・サポーターへメッセージを送った。
ー開幕からは1敗となっている状況です。現在の成績はどう捉えていますか?(※2021年4月7日現在)
「まだまだできるなというのがあります。今、順位に囚われすぎている訳ではないです。ただ、結果を残していくことは大事なので、先を見過ぎずに一戦必勝というところで、言葉にするのは簡単ですけど、チーム全員で取り組んでいくということは難しいことです」
「ただ、それをやれる選手やチームでもあるので、目の前の試合に全員が全てを懸けて挑む必要があると思いますし、そういった先に自分たちが望む結果というものが待っていると思います」
「マリノスのために全員がやれる集団でもあるので、それをちゃんと自分たちのプレー内容と結果で示していくことをみんな思っているので、しっかりやり切りたいなと思います」
ー横浜FMのファン・サポーターからは、今シーズンも大きな期待が寄せられると思います。この先のシーズンへ改めて意気込みをお願いします
「マリノスのファン・サポーターは本当に特別な存在ですし、僕自身もストレートな表現をすると本当に“大好き”なので、そういった人たちに良い思いをして欲しいです」
「そのためには自分たちが結果で示していくしかないので、マリノスを支えてくれている全ての人に良い思いをしてもらうために、自分たちが責任を持って、ピッチで表現していきたいです」
「今いるみんなで、マリノスの価値を上げていけるようなものを見せていきたいと思っているので、今まで通り良い準備を続けて、目の前の試合を必ず勝っていくことに全精力を注いで、最後にはみんなで良い景色を見たいなと思っています」
取材・文・写真:菅野剛史
取材協力:アディダスジャパン